2020/07/09
2019年に多層的な多国籍ツアー指標を立ち上げたBandsintownと米ビルボードが、世界的な新型コロナウイルス感染拡大により生配信の需要が急増した2020年のライブ音楽環境に対応すべく、ファンによるオンライン・アクティビティーを追跡する新たな指標の提供を開始した。
Bandsintownでは、2020年3月25日から12,000人以上のアーティストによる35,000以上の生配信を追跡してきた。この世界的なオンライン・データを基にした3つの新たなチャートが、米ビルボードのサイトBillboard.comで公開された。
トップ・ライブストリーム・アーティスト、ライジング・ライブストリーム・アーティスト、バジング(Buzzing)・ライブストリーム・アーティストの3チャートは、Bandsintown.comのアーティスト・プロフィールをチェックしている、同プラットフォームが“トラッカー”(trackers)と呼ぶファンやフォロワーの数によって分かれている。
“トップ”チャートはトラッカーが250,001人以上いるアーティストのランキング、“ライジング”は10,001~250,000人、“バジング”は10,000人以下となっている。ランキングはイベントのRSVPやプラットフォームに直接アクセスする“Watch Live”クリック数を基に算出される。
2020年7月11日付のチャートは、6月26日から7月2日までのデータを反映している。記念すべきトップ・ライブストリーム・アーティスト・チャートの初首位は、トラッカー数590万人を誇るコールドプレイで、グローバル・シチズンのイベントで披露した「パラダイス」のパフォーマンスがバンドを1位に押し上げた。ほかにも同イベントに参加したジャスティン・ビーバー(9位)、シャキーラ(11位)、マイリー・サイラス(23位)など、大物アーティストたちの名前が並ぶ。
ライジング・ライブストリーム・アーティストの首位は、【Quarantine Sucks, Let’s Party】デジタル・ツアーに対する反応が大きかった米パンク・ロック・バンドAnti-Flag(アンタイ・フラッグ/231,000人)で、バジング・ライブストリーム・アーティストの首位はオーストラリアの三姉妹ポップ・バンドGermein(ジャーメイン/2,893人)で、6月26日の【Red Rover Virtual Tour】の影響でトップに躍り出た。
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