2020/07/04 11:00
今週の洋楽まとめニュースは、2020年6月26日に公開した新曲「How You Like That」のミュージック・ビデオで5つのギネス世界記録に認定されたことが発表された。「How You Like That」のMVは、YouTube公開から24時間で8,630万再生を叩き出し、公開から24時間で最も視聴されたYouTubeビデオ、公開から24時間で最も視聴されたYouTubeミュージック・ビデオ、公開から24時間で最も視聴されたK-POPグループによるYouTubeミュージック・ビデオの記録を更新した。これらの記録はBTSが2019年4月に公開した「Boy With Luv feat.ホールジー」のMVで保持していたが、今回BLACKPINKがその記録を塗り替えることとなった。テディ&ダニー・チャンが手がけた「How You Like That」は、BLACKPINKにとって、約1年ぶりの新作となっている。
BLACKPINK、「How You Like That」のMVで5つのギネス世界記録に認定
ビヨンセが主演、監督、脚本、製作総指揮を務めたヴィジュアル・アルバム『Black Is King』が、2020年7月31日にDisney Plusで世界同時公開される。この作品は、ビヨンセがナラの声を担当した2019年のリメイク版『ライオン・キング』にインスパイアされ、当時リリースされたサウンドトラック・アルバム『The Lion King: The Gift』の楽曲を元に製作された。チャイルディッシュ・ガンビーノ(ドナルド・グローヴァー)、ケンドリック・ラマー、ファレル、ジェイ・Zと娘のブルー・アイヴィー・カーターがこのサントラに参加していたが、この中から『Black Is King』にも参加しているアーティストが数名いるという。6月27日には、約1分のトレイラー映像がビヨンセの公式サイトで公開されている。
ビヨンセ、ヴィジュアル・アルバム『Black Is King』を7/31に全世界同時公開
6月28日に【2020 BET Awards】がヴァーチャル開催され、ダベイビーが「ロックスターfeat.ロディ・リッチ」のBLMリミックス版のパフォーマンス映像を披露した。序盤でダベイビーは、パトカーのかげで警察に首元を地面に押し付けられ、両手を背中に固定されながらも、力強く歌詞を口ずさむ。今年5月に亡くなった、ジョージ・フロイドの最期を再現した、非常にメッセージ性の強い映像となった。その後、ロディ・リッチとともに「ブラック・ライヴズ・マター(黒人の命は重要)」のプラカードを掲げる人々に囲まれながらラップを披露。武装した警察の前に武器を持たずに立ちはだかり、最後のシーンでは「More Love(もっと愛を)」というサインを掲げた女の子が登場。泣きながら「私たちのお父さんやお母さんは殺された。もう会うことができない」と語る映像で締めくくられた。
【2020 BET Awards】ダベイビー、全米1位獲得「ロックスターfeat.ロディ・リッチ」のパフォーマンスでジョージ・フロイドの最期を再現
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでも、ダベイビーの「ロックスター feat.ロディ・リッチ」が首位復帰を果たした。先週、ニッキー・ミナージュとシックスナインのコラボレーション「トロールズ」が1位に初登場したことで、その座を一旦明け渡し2位にダウンした「ロックスター」だが、セールス、ストリーミング、エアプレイいずれも高水準を維持し、通算3週目の首位に返り咲いた。週間3,790万回を記録して、ストリーミング・チャートで6週、R&B/ヒップホップ・ソング・チャート、ラップ・ソング・チャートではそれぞれ3週目の1位をキープ。前週から7%ほど売り上げが落ちてはいるが、12,000ダウンロードを記録してデジタル・ソング・セールス・チャートでは3位から2位に上昇している。【2020 BET Awards】でのパフォーマンス効果もあり、次週も4週目の首位キープはかたいとみられる。
【米ビルボード・ソング・チャート】ダベイビー&ロディ・リッチ首位返り咲き、ジャック・ハーロウ/リル・モジーが自身初のTOP10入り
そしてアルバム・チャートでは、リル・ベイビーの『マイ・ターン』が4週目の1位を獲得した。3月14日付チャートで1位に初登場し、再浮上した6月20日、6月27日、そして今週の通算4週目となる首位をキープした『マイ・ターン』。2020年度では、ロディ・リッチの『プリーズ・エクスキューズ・ミー・フォー・ビーイング・アンチソーシャル』(2019年12月21日、2020年1月18日、2月8日、2月22日)と、ザ・ウィークエンドの『アフター・アワーズ』(4月4日~25日)と並ぶ、現在までの最長記録を更新している。8位にデビューしたのは、女優やモデル業もこなす女性R&Bシンガー=テヤナ・テイラーの『ザ・アルバム』。2018年リリースの前作『K.T.S.E.』から2年ぶり、3枚目のスタジオ・アルバムで、これまでの最高位だった前作の17位を大きく上回る、自己最高位更新にして初のTOP10入りを果たした。
【米ビルボード・アルバム・チャート】リル・ベイビー4週目の首位、ボブ・ディラン/テヤナ・テイラーTOP10入り
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