2020/07/01
この数週間、フェイスブック上の人種差別、憎悪的で暴力的な投稿への対応強化を求め同社に圧力をかけることを目的として、多くの企業が7月はフェイスブックの広告ボイコットするよう一丸となって呼びかけている。
この運動は【Stop Hate For Profit】と呼ばれ、米ミネアポリスの警察官によりジョージ・フロイドが殺害された事件をきっかけに、カラー・オブ・チェンジ、NAACP、ADL、スリーピング・ジャイアント、フリー・プレス、コモン・センス・メディアによって6月17日に開始された。それ以来、ベライゾン、ユニリーバー、ホンダ、パタゴニア、エディー・バウアーなどの大手企業が抗議活動に参加している。
現地時間2020年6月29日、英レコード・レーベルのクッキング・ヴァイナルもキャンペーンに参加すると発表し、「7月の1か月間、所属アーティストにフェイスブックやインスタグラムに広告を出さないよう勧め、ソーシャル・メディアの巨大企業から意義のある行動を差し迫り、憎しみを中断させます」と声明文で述べた。
「我々の会社とアーティストは、自由、平等、正義の価値観と連帯します」と続けた。「7月に有権者の弾圧を見て見ぬふりをし、黒人ユーザーを憎むことで知られているプラットフォームでの広告を取りやめることで、収益は決して憎悪、人種差別、暴力を促進する価値はないという力強いメッセージを同社へ送る役割を果たすことができればと思っています」と説明した。
「オンライン上での人種差別と憎悪の拡散防止への目に見える変化のためには、ソーシャル・メディアの巨大企業が自らの行動に対して責任を取る必要があります」とクッキング・ヴァイナルのデジタル部門代表ルイス・ニューソンは声明で述べ、「可能な限りこのキャンペーンに参加するのは、私たちにとって簡単な決断でした」と続けた。
ビリー・ブラッグ、ニーナ・ネスビット、ザ・ウォーターボーイズなどのアーティストが所属するクッキング・ヴァイナルは、この活動に参加する初めての音楽中心の会社で、他の音楽会社にもキャンペーンの参加を検討するよう促している。
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