2020/06/27
6月27日は感情迸る歌声で“ラスト・ソウルマン”との異名を持つボビー・ウーマックの命日。
ボビー・ウーマックは1944年3月4日、アメリカ・オハイオ州クリーブランド生まれ。1961年にサム・クックのレーベルから自身の兄弟らとともにウーマック・ブラザーズとしてデビューを果たしたウーマックは、その後、ヴァレンティノスとして「ルッキン・フォー・ア・ラヴ」(1962年)や「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ」(1964年)などの名曲を生んだ。サム・クックの死後はソロのボーカリスト、ギタリスト、さらにソングライターとしても才能を発揮し「ウーマンズ・ガッタ・ハヴ・イット」(1972年)、「イフ・ユー・シンク・ユー・アー・ロンリー・ナウ」(1981年)など多彩なヒット曲を放ち、R&B/ソウル・シーンのみならずロック界にも絶大な影響を与えた。なかでも「イッツ・オール・オーヴァー・ナウ」のカバーを演じたザ・ローリング・ストーンズとは、お互いのアルバムにゲスト参加を果たすほど親交が深かった。
2009年には【ロックの殿堂】入り、2012年にはブラーのデーモン・アルバーンをプロデューサーに迎え、約18年ぶりとなるオリジナル・アルバム『ザ・ブレイベスト・マン・イン・ザ・ユニバース』もリリース。翌年には来日公演も行うなど、晩年まで精力的に活動を続けていたが、2014年6月27日、70歳でこの世を去っている。
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