2012/12/11
5日に57歳で死去した歌舞伎俳優中村勘三郎さんの葬儀・告別式が11日、近親者による密葬として東京都文京区の自宅で営まれた。歌舞伎俳優の松本幸四郎さんや劇作家の宮藤官九郎さんら多くの関係者が訪れ、別れを惜しんだ。
長男勘九郎さんら遺族の思いとして「短い人生でしたが、素晴らしい先輩や後輩、仕事仲間、ファンに囲まれ、楽しい、すてきな、格好いい人生を全うできたと思います」とするメッセージが代読された。出棺の際は紙吹雪が舞う中、「中村屋!」の声が掛かり、名優を見送った。
関係者によると、戒名は演劇の「演」の字を取って「演暢院釈明鏡大居士」。ひつぎには歌舞伎の「船弁慶」の衣装が掛けられ、中には新しい歌舞伎座の完成予想図や夫婦の写真が納められた。
喪主は勘九郎さんと次男七之助さんだが、京都・南座での公演のため列席しなかった。
本葬は27日正午から東京都中央区築地3の15の1、築地本願寺で行われる。一般会葬者の焼香は午後2時から。葬儀委員長は大谷信義松竹会長。
エンタメ OVO
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