2012/12/10
12月7日金曜日の夜、ニューヨークのラジオ局“Z100”が毎年開催しているクリスマスコンサート【Z100’s ジングル・ボール 2012】がマディソン・スクエア・ガーデンで開催された。オープニングのワン・ダイレクションからトリのジャスティン・ビーバーまで、今年を代表する10組のティーン・ポップやR&B、そしてイギリスのアーティストたちが4時間にわたりニューヨークのクリスマスを彩った。
3日にも同所でコンサートを行っていたワン・ダイレクションは、「リヴ・ホワイル・ウィアー・ヤング」、「ワン・シング」、「リトル・シングス」、「ホワット・メイクス・ユー・ビューティフル」のヒット曲で観客を魅了。また、これに続いたオリー・マーズや、シェール・ロイドなど、今年はイギリスの音楽オーディション番組『Xファクター』関連の出演者が目立った。
また、きらきら輝くシルバーのトップに赤いホットパンツ姿で、“RED”と型どられたステージセットをバックに登場したテイラー・スウィフトは、「ラヴ・ストーリー」、「ユー・ビロング・ウィズ・ミー」、そして初のライブ・パフォーマンスでありワン・ダイレクションのハリー・スタイルズとのロマンスからインスパイアされたとみられる「アイ・ニュー・ユー・ワー・トラブル」を披露した。
ジェイソン・ムラーズは、トップ10バラ-ドとなった「アイ・ウォント・ギヴ・アップ」、「アイム・ユアーズ」、そしてクリスマスの名曲「ウィンター・ワンダーランド」を熱唱。10日に同じくマディソン・スクエア・ガーデンで締めくくられるツアーを前に、ウォームアップも兼ねた。
一方、ワン・ダイレクションへ「リトル・シングス」を提供したエド・シーランは、テイラー・スウィフトのセット中に「エヴリシング・ハズ・チェンジド」をデュエットしたほか、「Aチーム」を含む彼自身のヒット曲2曲を披露するなど、コンサートの至る所で出演した。また、写真を撮ろうと観客に携帯でライト・アップさせる一幕もあった。
R&B/ヒップホップ・シンガーのB.o.B.は、2010年のヒット「マジック」や「ナッシン・オン・ユー」、「エアプレインズ」、そしてテイラー・スウィフトをフィーチャーした今年のトップ20曲「ボース・オブ・アス」で。また、この日最後から2番目のステージを飾ったNe-Yoは、「レッツ・ゴー」や、「ドント・メイク・エム・ライク・ユー」と「フォーエヴァー・ナウ」のニュー・シングル、「ソー・シック」、クロージングの「レット・ミー・ラヴ・ユー」で会場を熱狂させた。
そして22:45頃、ジャスティン・ビーバーがサングラスに白のタンクトップ、赤のボタン・ダウンシャツといった、EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)と次世代ポップが融合した最新ヒットアルバム『ビリーヴ』にふさわしいスタイルで登場した。「アズ・ロング・アズ・ユー・ラブ・ミー」、「オール・アラウンド・ザ・ワールド」でファンを狂喜させビーバーは、「ビー・オーライ」や「フォール」、そしてアルバム『アンダー・ザ・ミスルトウ』からの「クリスマス・イヴ」ではアコースティックでのパフォーマンスも披露した。同ステージの最後は、今年1年の最後を飾るにもふさわしい、最大のヒット曲であり自身プロデュースの新しい香水の名前でもある「ボーイフレンド」で締めくくった。
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