2020/06/10
現地時間2020年6月9日、故アヴィーチーのトリビュート・ミュージアムが、彼の地元スウェーデン・ストックホルムに来年開館することが発表された。
“ザ・アヴィーチー・エクスペリエンス”では、記念品、未公開写真や映像などが展示される他、EDMの金字塔的アンセム「Levels」の未発表初期バージョンを含む未発表、発表済みの音源などを聞くことできる。また、2019年にリリースされた遺作アルバム『ティム』の基盤となった未発表の音源も公開予定となっている。
ミュージアムは、ストックホルム中心部に位置するセルゲル広場の新たなデジタル・カルチャー・センター“Space”の中に建設され、オープン後には施設内でゲーム、音楽とコンテンツ制作なども可能になるとのことだ。“ザ・アヴィーチー・エクスペリエンス”の売り上げの一部は、Tim Bergling Foundationへ寄付される。アヴィーチーの死後に彼の両親が設立したこの財団は、主に若者の自殺予防対策に取り組んでいる。
アヴィーチーの父親、クラウス・バークリングは、今年5月に公開された米ビルボード・ダンスとのインタビューで、「ティムの死後にたくさんの情報を得ることができました。これは自然なことだと思います」と話し、「私は自殺について多くのことを知りませんでした。どのような人々が自殺の恐れがあるのかは、とても複雑で、予測できないことですーそれを知るのはほぼ不可能に近いと言えるでしょう」と説明していた。アヴィーチーは、2018年4月20日に旅行先のオマーンの首都マスカットで自殺した。
“ザ・アヴィーチー・エクスペリエンス”の開館日は明らかになっていないが、主催者は、「内向的な音楽オタクから名高いスーパースターへとなったティムの物語を、全てが始まった幼少期の部屋からヒット曲の数々が制作されたロサンゼルスのスタジオ」まで追う、「強烈にエモーショナルなトリビュート」になることを約束している。
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