2020/06/09 12:40
米大手コンサート・プロモーターのAEGが、現地時間2020年7月1日より大幅な人員削減を実施する。6月8日、同社最高経営責任者のダン・ベッカーマンは、今回の従業員とコスト削減は新型コロナウイルスの感染拡大により世界的なコンサートやイベント中止の長期的な影響が原因であると、メールで発表している。
一時解雇、一時帰休、給与削減の組み合わせで実施され、AEGプレゼンツ、【コーチェラ・フェスティバル】、【ファイアフライ・フェスティバル】などのイベントやエルトン・ジョンやセリーヌ・ディオンなど世界的スターによるツアーを担当するコンサートとフェスティバルのプロモーション部門を含め全部門が対象となる。
同社は4月に従業員全体の給与削減を発表し、解雇は回避していた。しかし、コンサート業界の営業停止や所有する会場が使用されていない状況、フェスティバルと世界的なツアーが延期および中止されたため、収益を上げることができなかった。同社にとっては苦渋の決断となるが、従業員削減をせざるを得なくなった。
「我々の本日の決断は簡単なものではなかった」とAEGプレゼンツの会長兼最高経営責任者であるジェイ・マルシアーノは、従業員へのフォローアップの手紙に綴った。「過去数か月間、我々が提供できる最高の安全策を最も影響を受ける方々が確実に利用できるように、会社をそのままの状態で維持していました。ほんの慰めにしかなりませんが、私はこれがAEGに存在する文化とその環境を構築する上で皆さんが重要な役割を果たしてきた証だと思います」と付け加えた。
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