2020/06/08
ジョージ・フロイドの死の受けて、世界中で抗議活動が行われる中、ポール・マッカートニーが、社会的不公正と闘うために団結するように呼びかけるメッセージをシェアした。
「私たちの多くがどのように手助けしたらいいか、知りたいと思っています。全ての答えを持っている人はいないですし、素早く直せる問題ではないですが、変化が必要なのは一目瞭然です」と自身のTwitterに綴ったポールは、「いかなる人種差別も乗り越えるために、私たちは団結しなければならないです。より学び、より耳を傾け、より話し合い、知識を深めなけばならないです。そして、それ以上に行動を起こさなければならないです」と語った。
続いてポールは、1964年にザ・ビートルズが米フロリダ州ジャクソンビルのゲイター・ボウルで人種別に分けられた観客のために演奏をすることを拒否したことを振り返った。「間違っていると感じました。僕たちは“そんなことはしない!”と声をあげ、彼らにとって初の人種で分離されていないコンサートを行いました」と説明すると、「その後、契約書に入れるようにしました。僕たちにとっては当然のことでしたから」と述べている。
そして、この出来事から何十年も経っているにもかかわらず、未だに人種間の緊張が収まらないことが「残念で、怒り」を感じていると話している。ポールは「あれから60年以上経つにもかかわらず、警察の人種差別によってジョージ・フロイドが無意味に殺害され、その恐ろしい光景世界中に衝撃を与えたことが残念で、怒りを感じています。これまでにも、数え切れない人々が同じように犠牲になったのですから」と綴り、「私は、ジョージ・フロイドの家族のために正義を求めます。亡くなった人々、苦しんだ人々全員のために正義を求めます。沈黙は選択肢ではありません」と声明を締めくくっている。
加えて彼は、Black Lives Matter (ブラック・ライヴズ・マター/BLM、黒人の命は重要)運動、Color of Change、NAACP(全米黒人地位向上協会)、Stand Up to Racism、Campaign Zero、Community Justice Exchangeなど、人種差別と戦う団体のリンクをシェアしている。
ポールを始め、多くの著名人がジョージ・フロイドの正義のために声をあげている。ジョージ・フロイドは武装していなかったにもかかわらず、米ミネソタ州の白人警官デレック・ショーヴィンに拘束された際に、約9分間にわたり首を押さえつけられて殺害された。ショーヴィンはその後第3級殺人罪で起訴されたが、多くの反発があったために第2級殺人罪へと引き上げられている。
— Paul McCartney (@PaulMcCartney) June 5, 2020
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