2020/06/08
故プリンスの62歳の誕生日に合わせて、生前のプリンス本人による不寛容についての力強いメッセージをエステート(遺産管理団体)が発信した。
故プリンスの個人的なアーカイヴに保管されていた手書きのメッセージには、「黒、白、赤、黄、男の子や女の子(間の)不寛容よりも世界中で醜いものはない」と綴られており、白人警察官による黒人男性ジョージ・フロイドの殺害への抗議運動が全米各地で続く中、しかるべきタイミングで発表された。
エステートは、このメッセージをSNSでシェアするとともに、故プリンスが「生涯をかけて、不平等に対して声をあげ、ブラック・エクセレンス(黒人の素晴らしさ)を唱道し、“Love 4 One Another”(お互いへの愛)というメッセージを広めていた」というコメントを添えている。
加えてエステートは、故プリンスによる2015年の「Baltimore」の公式ミュージック・ビデオも公開している。米ボルチモア警察に拘束された際に骨折したことが原因で拘留中に死亡した25歳の黒人男性フレディ・グレイにインスパイアされた同曲のMVは「システムは壊れている。今回、それを修復するのに必要なのは若い世代だ。我々には新たなアイディア、新しい命を吹き込むことが必要だ」という故プリンスの言葉で締めくくられている。
故プリンスは、2017年に米ミネアポリスの自宅でオピオイドの過剰摂取のため57歳で亡くなった。
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“The system is broken. It’s going to take the young people to fix it this time. We need new ideas, new life.” Prince wrote "Baltimore" in 2015 following the death of Freddie Gray at the hands of police, in support of Black Lives Matter. #nojusticenopeacehttps://t.co/KxMmMgWf6U
— Prince (@prince) June 7, 2020
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