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2020/06/04

“Blackout Tuesday”の発起人が成果を発表、イニシアチブは次のフェーズへ

 2020年6月2日の火曜日に実施された、米音楽業界によるストライキ“Blackout Tuesday” (ブラックアウト・チューズデー)の成果を、発起人であるアトランティック・レコードのJamila Thomas(ジャミラ・トーマス)とPlatoonのBrianna Agyemang(ブリアンナ・アギェマン)が2020年6月3日に総括し発表した。

 この二人の若い女性業界幹部によると、#TheShowMustBePaused (ショーを中断しなければならない)のハッシュタグは70万回以上シェアされ、イニシアチブの公式SNSのフォロワーは7万人以上となった。また、遠隔で開催されたビデオ・サミット・シリーズには、1,500人を超える音楽コミュニティーの黒人メンバーやそのアライ(協力者)たちが参加し、「音楽業界内で効果的に変化を起こすにはどうすべきか、まとまった意見交換を行い、アイデアを出し合った」と発表されている。これらの参加者の名前は公開されていないが、業界幹部やアーティスト、デジタル・ストリーミング・パートナーなどが含まれているとのことで、ミーティングで出された意見やアイデアは次のステップ、フェーズ2で生かされる予定だ。

 アギェマンは声明で、「昨日は、私たちが業界で起こしたいと考えている変化の力強いスタートでした。集められた考えやアイデアを、運動のフェーズ2に組み入れます。次のステップは、ニーズを明確にし、私たちが見たいと願っている変化になってもらえるよう人々を動員することです。長続きする、インパクトの強い変化を起こせるよう、コミュニティー全体を活用することが目標です」と綴っている。

 トーマスとアギェマンは、#TheShowMustBePausedは米音楽業界特有の運動であるものの、「アメリカで私たちが直面しているこれらの不正は、私たちのコミュニティーだけに限られたものではありません。これはグローバルなイニシアチブであり、私たちの取り組みには世界中のメンバーも含まれます」と協力を呼びかけている。

 “Blackout Tuesday”は、米ミネソタ州で黒人男性ジョージ・フロイドが白人警察官に殺害されたことが発端となった、全国規模の抗議行動への連帯を示す目的で実施された。実行日をあえて平日に設定したのは、「通常の業務から離れ、自分たちのコミュニティとの関係を再構築する日」を設け、「責任と変化を促すための早急な行動への一歩を踏み出す」ことを促すためだった。

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