2020/06/04 10:20
10歳の少女Nandi Bushell(ナンディ・ブシェル)が、Black Lives Matter(黒人の命は大切)運動への連帯を示して、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン(RATM)の「Guerrilla Radio」をカヴァーした映像が話題を呼んでいる。
現地時間2020年6月1日に公開された約1分のインストゥルメンタル・カヴァーは、ナンディがRATMによる1999年のアルバム『バトル・オブ・ロサンゼルス』のリード・トラックをドラム、エレキ・ギター、ベースを見事に操り、ノリノリで披露する様子が捉えられており、現在までにTwitter上で190万回以上再生されている。
ナンディが演奏するドラム・キットには、Black Lives Matterのサインが飾られており、彼女の両親は、同運動や#fightracism(人種差別と戦おう)、 #enoughisenough(いい加減にしよう)などのハッシュタグを添えて「人種差別を終わらせるための戦いへ連帯を示して!」と動画の詳細欄に綴っている。そして「これはナンディのお気に入りの曲の一つです。彼女は赤ちゃんの頃から@rageagainstthemachineが大好きです」と説明している。
カヴァーは、RATMのトム・モレロの目にも止まり、彼は動画をリツイートし、「さて、我々はやっと正しい道を進み始めたようだ」と称賛している。
動画の公開を受けて、コメント欄にAll Lives Matter(全ての命が大切)という反応が一部寄せされたが、彼女の両親は「皆さんへ愛と敬意を込めて言いますが、#BlackLivesMatterです。全ての命が同じように美しく大切です。“All Lives Matter”という返信は、このメッセージを無視するもので、それ自体が問題なのです。#BlackLivesMatterを受け入れてください」とツイートしている。
ナンディは、過去にもクイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジの「No One Knows」やニルヴァーナの「In Bloom」のカヴァーで注目を浴びており、2019年6月に英ロンドンのO2アリーナで行われたレニー・クラヴィッツのライブにも飛び入り参加している。
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