2020/05/22
レディー・ガガが、2020年5月21日に公開されたApple Musicのゼイン・ロウとのインタビューで、ニュー・アルバム『クロマティカ』に収録されているアリアナ・グランデとのコラボ「レイン・オン・ミー(Rain On Me)」の制作秘話を明かしている。『クロマティカ』は、当初4月上旬にリリース予定だったが、新型コロナウイルスの影響で発売が延期されたのちに5月29日のリリースが決定している。
「レイン・オン・ミー」は、“真の協力関係だった”という彼女は、まずアリアナに対し、何が必要でどう進めたいか教えてほしいと伝えたそうだ。ガガは、「私は彼女に、“あなたが歌う時に気を付けていることを全て忘れて、ただ歌ってほしいの。あ、あとね、あなたがそうしている間、私は目の前で踊っているから”って言ったのよ」と明かし、「すると彼女は、“え、マジで。ウソでしょ、できない、できない。分からないよ。マジか。そっかぁ”とか言いながらも歌ってくれて、(普段とは)違うことを声でやり始めたのね。二人のアーティストが互いに“見えているよ”って伝え合う喜びがそこにあった」と話している。
ガガは、ミュージック・ビデオの撮影でもアリアナに対し、自分を束縛するものを一旦忘れて本来の自分をさらけ出すように伝えたところ、ガガを信頼しオープンに今までしたことがないようなことにも積極的に挑戦してくれたと話している。ところが、プライベートでの関係構築はもっぱらアリアナの方から積極的に働きかけたようで、「(アリアナが)スタジオに来た時、私はまだ泣いていたけれど、彼女は泣いていなかった。そして彼女は、“大丈夫だから。電話して。これが私の番号”って言ってくれて」とガガは振り返り、「彼女は本当にしつこかった。私と友達になろうと繰り返し繰り返しトライしてくれた。私は彼女と遊ぶのが恥ずかしかったのよ、だって彼女は癒しの存在でとても美しくて、私は自分のネガティブな面を彼女に投影したくなかったから。しばらくすると彼女は私のそういうところを突いてきたの。“あなたは隠れている”って。そのとおりだった。そこから友情が花開いたの」と語っている。
インタビューでは、メンターと慕っているエルトン・ジョンと仕事をした話や、ビリー・アイリッシュに励ましの手紙を書いたことなどについても触れられている。ガガは、「(ビリーのような)若いアーティストたちのことが大好き。私は(若いアーティストの)力になる。大好きだから。私は誰とも競争なんてしていない。みんなに勝ってほしい。私はサポートなの。サポートして愛したいんだけど、それは世の中に対しても同じことを思ってるんだよね、ゼイン。一般論として、私の人生における反抗とは親切でいることなんだ、人がイラッとしちゃうかもしれないくらいにね」と話している。
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