2020/05/19
マイケル・ジョーダンを描いた全10回のドキュメンタリー『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』が2020年5月17日に最終回を迎え話題となっているが、パール・ジャムのエディ・ヴェダーが、別のスター選手、デニス・ロッドマンの思い出を語っている。
https://youtu.be/z8rYTVlnZ4M
ロッドマンは、現役プレイヤーだった90年代後半からパール・ジャムの大ファンとして有名で、近年も2016年に米シカゴのリグリー・フィールドで行われたライブで、大好きな「Black, Red, Yellow」のパフォーマンス中にステージに登場してヴェダーを担ぎ上げたり、2018年にも同会場のライブに乱入するなど、パール・ジャムのシカゴのコンサートではお馴染みの光景となっているほどだ。
5月16日に公開された『The Bill Simmons Podcast』で、ヴェダーは長年の友人について、「(パール・ジャムの)音楽が彼の力になっていた」と語り、「そうすることが好きだったんだよ。俺らの音楽をかけながら、(試合を録画したビデオ)テープを見る。好きな音楽をかけながら、テープを見る。あの男はすごい努力家だった。ウェディング・ドレスやら何やら色々やってたのも確かだけれど、マジであいつは努力家だったよ」と、ロッドマンがリバウンドの研究を欠かさなかったことを明かしている。
ヴェダーは笑いながら、「俺らは彼にいい影響を与えようとしていたんだ」と、ロッドマンを落ち着かせることができる存在として、彼が所属していたシカゴ・ブルズのヘッド・コーチだったフィル・ジャクソンに気に入られていたと振り返っている。
彼はまた、パール・ジャムの地元シアトルにNBAチームがあった頃の話として、シーズン中に試合のために遠征していたブルズの練習終了後、ロッドマンの警備担当者のジョージにラスベガス行きのチケットを渡された思い出を語っている。
ロッドマンが宿泊していたホテルの部屋でリラックスしながら過ごすつもりでいたヴェダーは、「”何それ?”って聞いたよ。”上(階)に行くんだと思っていた、本を持ってきたのに”」と笑いながら明かし、「そしたら彼が、”ラスベガスでジェーンズ・アディクションがライブをするんだ”って言うんだよ。俺が、”は?いや今午後6時だぜ?”って言ったら、”9時には着くだろう、ステージは9時半からだし”って言われた」と語っている。
ヴェダーは、「結局シアトル空港を通り抜ける羽目になった。デニス・ロッドマンは年配の女性からも愛されていてさ、俺たちが空港を走り抜けると、人がぞろぞろと川のようにあいつを追ってきた。”デニス!デニス!”って叫びながらね」と当時を振り返り、「そしたらあいつ、俺を指差しながら、”エディ・ヴェダーがここに!エディ・ヴェダーがここにいるぞ!”って言ってるんだよ」と明かしている。
ラスベガスのライブ会場に無事到着した彼らは、ジェーンズ・アディクションのコンサートをステージの袖からビール片手に楽しんだ。ヴェダーは笑いながら、「デニスが俺に向かって、”リラックスできてるだろ?”って言うんだよ」と語っている。コンサート終了後、彼らは普通に民間の飛行機でシアトルにとんぼ返りし、ロッドマンは翌日の試合で大活躍したそうだ。
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