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2012/12/05 14:00

勘三郎さん死去、惜しむ声 三津五郎「自分の人生の半分をもぎとられたよう」

 5日亡くなった中村勘三郎さんに多くの惜しむ声が寄せられた。
 劇作家・演出家の野田秀樹さんは「同じ年の生まれで、歌舞伎の世界と現代劇の違いはありましたが、いつも二人三脚のような気持ちでいました。彼がかならず隣で走ってくれていました。かなしい、さみしい、つらい、ありとあらゆる痛切なる言葉を総動員しても、今の気持ちを表現する言葉が見つかりません」。
 また坂東三津五郎さんは「本人にとっても、ご家族にとっても、歌舞伎界にとっても、そして私にとっても、絶対に起きてはいけないことが起きてしまったというのが実感です。小さい頃から、同学年で彼が先頭を走ってきたから、僕もそれに遅れまいと頑張ってきたお陰で今の自分があります。今は、もう二度と同じ舞台には立てないのかと思ったら、自分の人生の半分をもぎとられたような気持ちです」とコメントを寄せた。

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