2020/05/07
ビショップ・ガンのフロントマンであるトラヴィス・マクレディが、現地時間2020年5月15日に米アーカンソー州フォートスミスにあるテンプルライブという会場でコンサートを開催する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月中旬から米国内で大規模な集会が禁止されてから初のコンサートになる。
コンサートは全席指定席で、参加者はチケットマスターが“ファン・ポッド”と呼ぶ、少なくとも6フィート(約1.8メートル)の間隔を保ったグループごとの席を指定される。各“ファン・ポッド”には2名から最大12名まで参加可能で、一緒に自主隔離を行っていない他のグループとの交わりを避けることができる。
本公演に関するチケットマスターのページによると、会場となるテンプルライブは1100人の収容人数の会場で、今回80%減席した229席のみが販売される。参加者はマスクの着用が義務付けられ、マスクは会場でも販売される。トイレは一度に10人までが使用可能で、ハンドソープとペーパータオルはセンサー式で触れる必要はない。会場で販売されるドリンクは、パッケージ入りか蓋付きのもののみとなる。
入場時に体温測定を受ける必要があり、会場スタッフは会場内やトイレで人が触れそうなところを頻繁に除菌する予定だ。米疫病予防管理センターのガイドラインに従って、参加者は会場スタッフの先導で社会的距離を保ちながら一方通行で会場内を移動しなければならない。また、5月15日の公演までに会場内は噴射式スプレーで消毒される。
現地時間5月4日に、米アーカンソー州のアサ・ハッチンソン知事は、5月18日以降、屋内ライブ会場の再開が可能かもしれないと発表した。フォートスミスのジョージ・マッギル市長はコンサートの再開に関して、州のガイドラインに従うと、米ビルボード誌に話している。州知事の指導では「演者、出演者、参加者の社会的距離の確保は必須」で、50人未満の参加者であれば会場は再開可能とされている。また、手の消毒液を会場の出入り口に設置し、客席は一列おきにすべて空席にすること、入退場の列や物販購入の列は6フィート(約1.8メートル)の間隔を保つように監視する必要があるとされている。
アサ・ハッチンソン知事は「我々はパンデミックの期間に必要であった規制緩和を試みています。しかしながら、規制緩和は、確固たるデータに基づいたやり方で行うべきです」と声明で述べた。「この慎重な再開計画が、我々がエンタテイメントを再度楽しむ最適な手順であるという自信があります。この困難から抜け出すには、再開活動が早すぎないかデータに注目する必要があります」と続けた。
指示の修正を行うハッチンソン州知事の過去を考慮すると、追加情報を提出すれば5月15日のライブは許可されるとテンプルライブは自信があるようで、会場オーナーのビーティー・キャピタルは、公演日までに州知事が公演のキャパシティーと日程を許可すると信じているようだ。
「州保険局と会話を終えたばかりで、州知事と彼の陣営はこの状況にうまく対応している」とテンプルライブのカイク・ブラウンは米ビルボード誌に語った。「米疫病予防管理センターのガイドラインに従って社会的距離を保てば、教会には収容人数の制限はない。キルティングの集い、教会、コンサート、その目的が何であれ集会は集会なんだ。違いなんてないはずだ。もしくはそれは差別だ。まだ時間はあるし、対話の余地もあるはずだ。私は不変の楽観主義者なので、きっと5月15日のライブは開催できると思っている」と説明した。
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