2010/05/07 00:00
R&BシンガーのMAXWELLが、JILL SCOTTと共に5/21のクリーヴランドを皮切りに全米20公演に及ぶ夏のジョイント・ツアーを敢行する。
「まさに僕の夢が叶ったツアーだ」とMAXWELL本人が語る今回の企画は、すべての公演を前半にSCOTT、後半にMAXWELLがステージを務める形で展開されることになっているが、その過程のどこかで2人のコラボ・ステージを実現させたいと彼は考えているようだ。
「コラボが実現したら最高だと思う。JILLは素晴らしいアーティストだから、きっと特別なステージになることは間違いないよ。今回のツアーは全く異なる2つのショーで構成され、JILLは彼女のルックスと独自のサウンドを掲げたヴィジュアルとステージ構成に凝ったショーを展開するだろうし、僕も同様に“MAXWELLらしい”ショーをファンに披露するつもりだ。でもそんな2人がオーヴァーラップした特別なコラボ・ステージが実現すれば、会場のファンはきっと喜ぶと思うんだ」とMAXWELLはコメントとしている。
またMAXWELLによると、SCOTTとは2008年にAL GREENへのトリビュートとして行われたBET AWARDSや、今年のNAACP AWARDSなどで数回顔を合わせた程度だったが、今回のジョイント・ツアーを通じてより親交を深めたいと考えているそうで、「JILLと一緒に過ごす時間が増えるだろうから、ステージでどんなヴォーカルを聴かせたらいいのか彼女から手ほどきを受けられると思う。JILLの知識を吸収する、僕にとっては最高の機会になるはずだ」と語っている。さらにMAXWELLは、自身のアルバム用にSCOTTとのコラボ音源を録音する可能性も視野に入れ、今回のツアーにレコーディング用機材を持参することも明らかにしている。
そんなMAXWELLだが、昨年7月に約8年ぶりにリリースしたスタジオ・アルバム『BLACKsummers'night』は全米アルバム・チャートで初登場No.1を獲得し、プラチナ・セールスを達成。グラミー賞では2部門に輝く大成功を収めたばかりだ。また、「PRETTY WINGS」、「NAD HABITS」、「FISTFUL OF TEARS」の3曲をURBAN ADULT AIRPLAY CHARTで連続No.1に送り込み、男性アーティストとしては歴代初となる偉業を達成。同アルバムからは、さらに1〜2曲のシングルがカットされる見通しだという。
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