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2020/04/16

米LAとNYの市長、2021年まで大規模イベントの開催は不可能との見解

 米ロサンゼルスとニューヨークの市長が、ライブ・イベントを2021年まで再開できないかもしれないという見解を示した。

 LAのエリック・ガーセッティ市長は、2020年4月15日、米CNNの『The Situation Room』でウルフ・ブリッツァーに対し、「近いうちに1,000人単位で人々が集まれるようになるとは想像しにくいので、今年はそれを覚悟しておいた方がいいと思う」と発言した。彼はさらに、「私たち全員が、早い科学の効き目をこれほど望んだ事はなかったと思う。しかし、ワクチンか、何らかの医薬的介入か、集団免疫ができるまでは、科学が示している事は明らかだ。そして、そのような環境に戻れるようになるまでは何マイルも歩かなければならないことを公衆衛生当局者たちは非常に明確に示している」と続けている。

 NYのビル・デブラシオ市長も同日にCNNに対し、大規模な集会について、「最後に再稼働させるもののうちの一つ」と明言している。

 デブラシオ市長は、「私の街で本当に確実な進展が見られるまでは、ソーシャル・ディスタンシングの基準をほんの少しでも緩和することを考え始めることすらできない」と述べており、「もちろん、人々が仕事に戻れるようにしたい。子どもたちが学校に戻れるようにしたい。しかし、その全ての順序を辿るために何か月もかかると思う。1万、2万、5万人を一箇所に集めるなんて、最もやりたくない。ソーシャル・ディスタンシングの真逆のようなことじゃないか」と語っている。

 両市長たちによる発言は、主要都市の外出禁止令が撤廃されるまでには長い時間がかかるかもしれないという厳しい注意喚起だ。NYとLAには大規模なスポーツ・アリーナやコンサート会場が複数あり、米国の二大メディア市場でもある。

 米ロサンゼルス・タイムズによると、ガーセッティ市長は4月13日に行われた週1回の電話会議で、スポーツ・イベントやコンサートなどの大規模集会を2021年まで保留する必要があるかもしれないと上級スタッフに伝えていた。市長はLAの外出禁止令を5月15日まで延長したが、制限の緩和については、“アウトブレイクが発生した場合にまた切れるような”、“回路遮断機のように”するつもりであると発言している。

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