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2020/04/13

【ビルボード】新型コロナウイルスによるチャートへの影響とは

 感染拡大により、日本でも4月に緊急事態宣言が発令されるなど、人々の生活に大きな影響を与えているコロナウイルス。音楽業界においても2月後半からライブやイベントの中止が相次ぐなど大きな打撃を与えているが、チャートにはどのような変化があったのか。2月と3月のデータを用いて、ポイントを比較した。

 まず、アメリカではストリーミング数が減少していると報道されているが、ここ日本ではどのような動きになっているのか。東京で週末の外出自粛が要請されたのが328日以降であること、また緊急事態宣言が発令され在宅勤務の企業が増加したのが47日以降ということもあり、2月と3月の月間ポイントを比較すると、ストリーミングはほぼ同じという結果に。動画再生数にも大きな変化は見られなかった。ただ、週ごとの動きを見ると316日の週以降、ストリーミング数は少しずつ減少してきている。

 ダウンロード数においては2月と3月を比較すると約10%減少するという結果に。ライブやイベントの自粛によって、新曲のプロモーションが限られていること、また新曲自体のリリースが延期となっているアーティストもいることなどの影響が考えられる。

 そして3月に最も変動が大きかったのが、カラオケのポイントだ。39日の週と316日の週を比較すると、16日の週はカラオケのポイントが35%減少し、23日以降で最も低いポイントを記録。ただ、東京で外出自粛が要請されたはずの328日週は、大学の卒業式シーズンということもあり、ポイントが再び増加した。その後、2度目の外出自粛要請の効果もあってか、330日の週には再び25%ほど減少するという結果となっている。


ビルボードではそれぞれのデータを毎週300位まで集計しています。
2月は21日(月)~31日(日)、3月は32日(月)から329日(日)の4週を比較しています。

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