2020/03/14
3月14日はアメリカ音楽界の巨匠、クインシー・ジョーンズの87歳の誕生日。
1933年3月14日、米イリノイ州シカゴ生まれのクインシー・ジョーンズは、ジャズ界、映画界、そしてポップス界において半世紀以上にわたり数えきれないほどの功績を収めている巨匠の1人だ。日本でも大ヒットを記録した「愛のコリーダ」(1981年)に代表される自身の作品はもちろん、プロデューサー/アレンジャーとして多数のアーティストを手がけ、ヒット曲を全米ビルボードチャートに送り込んでいる。その代表格として、音楽史上もっとも売れたアルバム『スリラー』(1982年)を筆頭とする一連のマイケル・ジャクソン作品が挙げられる。
20世紀を代表する名プロデューサーとして、60年代から輝かしいキャリアを築いてきたクインシーだが、記念すべき初プロデュース&全米ビルボードNo.1獲得楽曲は、1963年、自身が見い出した女性シンガーソングライター、レスリー・ゴーアのデビュー曲「涙のバースデイ・パーティー」。同曲の大ヒットを受け、ゴーアはその後もクインシーのプロデュースにより「涙のジュディ」や「恋と涙の17歳」など、立て続けにヒット曲を連発している。
2018年には、輝かしいキャリアとその裏側にある私生活や素顔を描いたドキュメンタリー『クインシーのすべて』がNetflixにて配信され話題に。同作品ではマーク・ロンソンとのコラボでチャカ・カーンをフィーチャーした新曲「Keep Reachin’」も公開されている。また、先月、クインシーと仏TVプロデューサーのレザ・アクバラリーによって立ち上げられた、ジャズ(とその周辺)に特化した定額制動画配信サービス『Qwest TV』が日本地域に向けて本格的なサービスを開始している。
今年はまだコンサート等の予定は発表されていないが、クインシーは80歳を過ぎてからもフェス出演やスペシャルコンサートなどでファンの前に元気な姿を見せており、昨年はスイス・モントルーで開催される世界的ジャズ・フェス【モントルー・ジャズ・フェスティバル2019】にて、「80年代サウンドトラック」をテーマに掲げ、地元ローザンヌのオーケストラを率いて同フェスのフィナーレを飾るなど、今もなお音楽界で絶対的な存在感を発揮し続けている。
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