GfK Japanによるストリーミング再生回数レポートから、2020年2月17日～2月19日の集計が明らかとなり、Official髭男dism「I LOVE…」が前週から引き続き首位を走っている。

　1月15日に配信がスタートした「I LOVE…」は、シングルCDの発売を迎えた前週、700万回超の再生回数を記録し、初の週間ストリーミング・チャート首位を獲得。そんな同曲は今週、週前半の再生回数としては前週比102％となる2,687,870回再生を記録し、ほぼ横ばいで推移しながらも、依然トップの座をキープしている。このまま週間2連覇を達成する可能性も十分にあるだろう。

　また、Official髭男dismはほかに、3位に「Pretender」、7位に「宿命」、8位に「イエスタデイ」、9位に「115万キロのフィルム」がエントリー。この5曲の一挙トップ10入りは今週で連続4週目に突入した。

　現在2位につけているのは、今週2,514,075回再生を記録したKing Gnu「白日」。そして5位に「どろん」、6位に「Teenager Forever」が入っており、King Gnuの楽曲は現在3曲がトップ10入りしている状態だ。

　中でも「どろん」は、前週の先ヨミ時点では16位だったものの、2月14日のテレビ朝日系『ミュージックステーション』で披露されるなど、週後半の露出もあり、週間では12位にまで再浮上。そして今週、週前半の再生回数は前週比184％と大きく増加し、1,593,458回再生を記録して順位も急上昇させた。なお、同曲を主題歌に起用した映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』が2月21日より公開されており、映画の話題性や動員の伸び次第では、タイアップ・ソングである「どろん」のチャート・アクションをブーストする展開も考えられるだろう。

　Official髭男dismやKing Gnuと並び、ストリーミングで現在ロング・ヒット中のLiSA「紅蓮華」は、前々週と前週に続き、今週も4位を維持。ただし、再生回数は順調な右肩上がりで、今週は前週比111％となる1,906,067回再生を記録。これは、同曲の認知度がさらに広がったと思われる『NHK紅白歌合戦』の翌週、1月20日付チャート週の週初3日間における再生回数も上回る数字であることから、楽曲訴求の勢いがいまだ衰えていないことがよく分かる結果だ。同曲は累計再生回数がすでに5,000万回を突破しているが、最近は週間単位でも400万回超を記録しており、このまま勢いを維持することができれば、数か月後には累計1億回再生を突破するかもしれない。

◎Billboard JAPANストリーミング・ソング集計速報
（2020年2月17日～2月19日の集計）
1位「I LOVE…」Official髭男dism
2位「白日」King Gnu
3位「Pretender」Official髭男dism
4位「紅蓮華」LiSA
5位「どろん」King Gnu
6位「Teenager Forever」King Gnu
7位「宿命」Official髭男dism
8位「イエスタデイ」Official髭男dism
9位「115万キロのフィルム」Official髭男dism
10位「バッド・ガイ」ビリー・アイリッシュ

※Billboard JAPANの週間ストリーミング・ソング・チャートは、GfK Japanが提供するオンデマンド型音楽配信サービス（Apple Music、Amazon Music Unlimited、AWA、Google Play Music、KKBOX、LINE MUSIC、Rakuten Music、RecMusic、Spotify）と、プレイリスト型音楽配信サービス（dヒッツ、うたパス）の再生回数を合算して集計していますが、先ヨミ時点の集計値はGfK Japanのデータによる推定値となります。