2012/11/20
彼女が歌い出せば、自然と会場中の観客が笑顔で踊り始める。そんな光景を幾度となく生んできた“音楽と相思相愛のソウルディーヴァ”多和田えみ。11月4日 渋谷PLEASURE PLEASUREにて【ワンマンライブ2012“Sing you”】を開催した。
<全身全霊で愛の言葉を届けるその姿は涙を誘う>
石原さとみがMV出演(http://bit.ly/RD7m51)している「ねぇ」も収録されている、新オリジナルミニアルバム『Sing you』のタイトルを冠した同公演。多和田えみは登場するなり「皆さん、一緒に躍りましょう。立って、立って!」と屈託のない笑顔でお願いし、オープニングの超名曲「FLOWERS」から観客をその音楽と歌声の虜に。一瞬にして誰もがハンドクラップしながら、体を揺らし始める。
一流ミュージシャンが刻むビートとメロディ、踊らずにはいられないグルーヴの中で、彼女も気持ちよさそうに揺れながら熱唱。中盤では『Sing you』収録曲中心にラブソングを次々と披露し、全身全霊で愛の言葉を届けるその姿で涙を誘う。そして本編クライマックスでは「ゆらゆら」を歌いながら、ボブ・マーリー「ワン・ラブ」のフレーズをさり気なく挟みつつ、最終的に大合唱を生んだ。
<映画のようなスタンディングオベーション>
「皆さんの笑顔を見ながらこうやって歌がうたえると、本当に近くに感じます。また会いたいです」と嬉しそうに告げた彼女は、“何があっても最後に辿り着くところは、悲しみのある場所ではなく、喜びのある場所。笑顔のある場所。そう思える音楽を届けたい”というスタンスを、この日もラスト「時の空」まで一貫。まるで映画のようなスタンディングオベーションを巻き起こし、愛おしいリスナーたちへ投げキッスを送っていた。
取材&テキスト:平賀哲雄
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