2012/11/19
頑張っても250人しか集客できないのに、赤坂BLITZ(キャパ1300人)でのワンマンライブを11月21日に開催する、楽器を持たないミクスチャーロックバンド THIS IS PANIC。そのメンバーが前代未聞の耐久企画に敢行した。
<“残念なGReeeeN”ディスパニとは?>
ディスパニの愛称で親しまれている彼らは、西浦謙助曰く「残念なGReeeeNがいる」と噂になっている3人組で、9月5日にリリースしたニューアルバム『ちゅどーん』は、黒田勇樹やダイノジ、田口トモロヲら各界の著名人が絶賛。神聖かまってちゃん、BiSの映像作品を手掛けてきた浅井一仁×丹羽貴幸による、韓国ソウルでゲリラ撮影したPV(http://bit.ly/ShU2El)も話題となっている存在だ。
<27時間耐久路上チャリティーギャグライブ敢行>
そのメンバー ケンジは初ワンマンの集客数を何とか増やすべく、11月14日19時~【赤坂BLITZへの道-ケンジ27時間耐久路上チャリティーギャグライブ-】を実施。10分間に1回という制限つきで、渋谷路上にて27時間ぶっ通しでギャグをやり続るという無謀な企画に挑戦した。
事前に約60個のギャグを用意していたものの、開始間もなく歩行者の反応の薄さに心折れた彼。23時頃【ワールドカップ アジア最終予選 日本対オマーン戦】の観戦を終えた群衆がスクランブル交差点に大挙し、千載一遇のチャンスが到来したものの、何故かその直前に一度事務所に戻るという痛恨のミスも犯し、現場には企画倒れのムードが漂い始める。
それでも、ミュージシャン仲間(撃鉄、東京カランコロン、SEBASTIAN Xのメンバー等)やファンが応援に駆け付けてくれた手前、逃げる訳にはいかず。人気の無くなった街を気怠そうに徘徊していると、H&M前に長蛇の列を発見。そこで幾つか新ギャグを繰り広げ、奇跡的に笑いを生んでいく。
<これで赤坂BLITZワンマン、埋まります!>
これをハイライトにその後の20時間「ギャグをやるのがトラウマになってきた」と言いながらも、ビビりながら各所でギャグ連発。某有名タレントから募金を頂くミラクルに恵まれ、人気急上昇中アイドル BiSのミッチェル&渡辺マネージャー、THIS IS PANICのメンバーが応援してくれたこともあり、何とか15日22時まで完走してみせた。
前代未聞の耐久戦を終えたケンジは、記者の「これで赤坂BLITZワンマン、客席埋まりますかね?」という問いに対し、迷わず「埋まります! 俺がギャグをやった人は全員来てくれます。奇跡の日になりますよ、そりゃ」とコメント。ワンマン成功、ブレイクへの手応えを感じているようだった。
なお、彼が27時間にわたってギャグを繰り広げ、集まった募金総額は20843円。こちらは全額ユニセフに寄付することが決まっている。
取材&テキスト:平賀哲雄
◎THIS IS PANIC 初ワンマンライブ
11月21日(水)赤坂BLITZ
OPEN 18:30 / START 19:30
チケット:前売 2,800円 当日 3,200円
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