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2020/01/04 12:00

山田涼介主演『記憶屋 あなたを忘れない』の平川雄一朗監督、人間ドラマを描き続けるのは「人に対する思いやり」

 2020年1月17日に全国公開する『記憶屋 あなたを忘れない』のメガホンを取った平川雄一朗監督が、人間ドラマの裏にある、ある想いを明かした。

 シリーズ累計50 万部を超える織守きょうやの小説『記憶屋』を映画化した本作で、恋人の記憶を取り戻すため記憶屋探しに奔走する大学生・遼一をHey! Say! JUMPの山田涼介、遼一の幼馴染・真希を芳根京子、遼一の記憶だけを失ってしまった恋人・杏子を蓮佛美沙子、遼一と共に記憶屋探しをする弁護士・高原を佐々木蔵之介が演じている。

 平川監督はこれまでに、映画『ツナグ』(2012)や、テレビドラマ『義母と娘のブルース』(2018)など、数多くのヒット作品で想いや絆を描き続けてきた。そんな平川監督は人間ドラマを描き続けることに関して、「思いやりですね。人に対する思いやり。たぶん僕に欠けているところだから、自分にないものを作品に求めてしまうんです(笑)。僕は基本性悪説だと思っているんです。人を疑いがちなのかもしれません。だけど、映画ではそうではない世界を見たい。そんな世界だけではないんだと夢を見せてほしいんです。映画を通して希望を持ちたいのでしょうかね(笑)」と少し照れながら語った。

 自分にないものを劇中で表現したいと語る平川監督の作品には優しい人の温もりが溢れる。本作で主人公の遼一は、記憶屋を探す中で、様々な人の記憶にまつわる想いや愛に触れ合うことになる。人の想いや愛という不変のテーマは、性別や世代の垣根を越えて大きな感動を呼ぶことは間違いない。本作のプロデューサーで、『わが母の記』(2012)や『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2019)などの企画を務める石塚慶生は、「個人的に監督の『ツナグ』が凄く好きなんです。監督が得意とするヒューマンドラマを描く才能を、この作品にも活かして頂きたいと思いました」と平川監督の起用理由を明かした。

 遼一を演じた山田涼介は「人が成長をする上で大切なことを、この映画は教えてくれると思うんです」と、本作がとてもメッセージ性の強い映画であると話している。これまで人の心の機微を描き続けてきた平川監督は、本作でどんなハートウォーミングな物語を見せてくれるのか? この冬、すべての人の記憶に残る感動の物語が誕生する。


◎公開情報
『記憶屋 あなたを忘れない』
2020年1月17日(金)より、全国ロードショー
監督:平川雄一朗
出演:山田涼介、芳根京子、蓮佛美沙子、佐々木蔵之介ほか
配給:松竹
(C)2020「記憶屋」製作委員会

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