2019/12/20 17:45
ファンキー加藤が12月16日、17日の2日間、今年10月に地元・八王子を含む全国各地へ甚大な被害をもたらした台風19号の復興支援チャリティーイベント“八王子エイド”を開催した。
“八王子エイド”は、台風19号の被害が現在もまだ残っているという八王子を支援すべく、ファンキー加藤が同地に所縁のあるアーティストや行政と連絡を取り続け、実施したチャリティーイベント。ライブチケット代やチャリティーグッズの経費を除く全てを義援金として八王子とその他の被害地域に送る。
出演者は八王子の大先輩デビュー35周年のニューロティカ、憧れの存在で兄貴分でもあるLITTLE(KICK THE CAN CREW)、今回当日本番までシークレットゲストとしてトークタイムに参加のダイスケはん(マキシマム ザ ホルモン)、支援活動でいち早く災害現場で動き出していたShun(TOTALFAT)、八王子を拠点として活動している金廣真悟・たなしん(グッドモーニングアメリカ)、八王子観光PR特使のフラチナリズム、BiSでも活動していた八王子出身ソロアーティスト アヤ・エイトプリンス、八王子ご当地アイドル8princess(オープニングアクト)、そしてFUNKY MONKEY BABYSで一緒にグループを組んでいたモン吉と多種多様。特にモン吉とはファンモン解散以来、初めて同じイベントに出演となった。
会場となったMatch Voxは両日共にチケットSOLD OUTの超満員。各日250名のライブハウス公演はプレミアチケットとなり、八王子エイドの支援に賛同するファンが全国各地から集まった。
初日16日は、八王子エイドの主催者ファンキー加藤はもちろん、フラチナリズム、アヤ・エイトプリンス、そして元FUNKY MONKEY BABYSで盟友でもあるモン吉がライブアクトとして登場。イベントサポーターとしてShun(TOTALFAT)、たなしん(グッドモーニングアメリカ)出演した。
フラチナリズムが「KAN&PAI-THE WORLD-」で盛り上げ、トークで会場を爆笑に包みながらトップバッターの役割を十分過ぎる程に果たし、バトンを繋ぐと、一転アヤ・エイトプリンスが紅一点、伸びやかな歌声でソロ楽曲「アンサー」とその美貌で会場を柔らかく包み込みトークタイムへ。Shun(TOTALFAT)、たなしん(グッドモーニングアメリカ)、ファンキー加藤に加え、ガル憎(非営利災害復興支援団体SAVE THE HIROSHIMA)、はっちゃん(サポウィズ)が加わり、軽快なトークで会場を盛り上げつつも、まだまだ伝わりきれていない災害にあった土地の現状やボランティア状況などを分かりやすく伝えた。
会場の熱気がピークに達したタイミングで、ファンキー加藤が「呼び込みした方がいいかな? 楽しんでってください! モン吉!」と声をあげる。超満員の会場からは悲鳴にも近い、歓声が響き渡るとオープニングSEに続いてモン吉が登場。「サヨナラREMEMBER」をステージ狭しと走り回りながら会場を圧倒。MCでは、「小学校、中学校、高校、専門学校ずっと八王子。これからもずっと八王子!」と八王子への愛を伝えながらソロ楽曲を中心に披露。「次はあいつだ!」と、八王子エイドの主催ファンキー加藤にバトンを繋いだ。
そして、登場したファンキー加藤は、ソロデビュー曲であり、自身のライブ定番曲でもある「My VOICE」で盛り上げる。さらに2ndシングル「輝け」を立て続けに披露すると「久しぶりに歌います」と伝え3rdシングル「太陽」、「中途半端なスター」と気持ちのこもったセットリストを展開。最後は、“ここにいるみんなが八王子エイドファミリーだ!”と「ブラザー」を披露して1日目を締めくくった。
迎えた2日目。初日同様に超満員の人が詰めかけた会場。オープニングアクトとして8princessが華を添えると、ニューロティカが軽快なトークと浅川を舞台にした「ポカポカ」で八王子愛を歌いトークタイムへ、ファンキー加藤の呼び込みで、シークレットイベントサポーターとしてマキシマム ザ ホルモンよりダイスケはんが登場。ファンキー加藤やFUNKY MONKEY BABYSの楽曲名、DJケミカルの写真を巧みに織り交ぜ、ファンキー加藤をいじり倒しながら、二人の爆笑トークを展開しつつも、台風19号で被害や義援金の状況とともに今回のチャリティーイベントのテーマである“八王子から八王子へ”“八王子から全国へ”という想いを語った。
「もう報道はほとんどされていませんが、まだまだ支援を求めている方々はたくさんいらっしゃいます。それぞれの家に帰った時に、支援についてネットで調べてみるだけでも良いです。それぞれに、これなら出来ると思う事から始めてみませんか?」と支援への関わり方に背中を押してくれるような話を届けてくれた。
金廣真悟(グッドモーニングアメリカ)がグッドモーニングアメリカの名曲「餞の詩」を弾き語りで歌い涙を誘う。ラップの格好良さというものをこれでもかというほどLITTLE(KICK THE CAN CREW)が、珠玉のバースを盟友GRASSと共に「10000%」で叩き込み、八王子への大きな想いを歌に託し、後輩のファンキー加藤へバトンを繋いだ。
2日間に渡るイベントの大トリを飾るべく、ファンキー加藤が2日目のステージに立つ。ど頭から飛ばし過ぎなんじゃないかと思うほどの勢いと気迫で「MUSIC MAGIC」、「花」を披露。「みんなの笑顔が困っている人に手を差し伸べることになるんです。全国から来ていただいて本当にありがとうございます」とMCでしっかりと台風19号から復興に向かう率直な想いと、支援に賛同して集まってくれたお礼を伝える。最後は最新楽曲「希望のWooh」で明日への希望を会場に集まった全員で叫び、支援の輪を地元八王子から全国に発信した。
ファンキー加藤の「八王子から全国へ。ともに頑張っていこう」という言葉通り、ただただ音楽で背中を押すだけではなく、ボランティアや義援金の状況など、被災状況以外に伝わりにくい部分もしっかりと伝え、会場に集まった“八王子エイドファミリー”を通して、全国に発信したイベントとなった。
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