2019/12/18
大ヒット映画『ラ・ラ・ランド』のスタッフが再結集、『マレフィセント』でオーロラ姫を演じたエル・ファニングが主演を務める映画『ティーンスピリット』が、2020年1月10日に全国公開される。
天才子役として注目され、現在も弱冠21歳ながら若手俳優の代表格となっているエル・ファニング。自ら出演を熱望したという本作『ティーンスピリット』では、歌という新たな才能を開花させている。
物語の舞台はイギリスの田舎町、ワイト島。ポーランド移民の母子家庭で育ち、内気で友達も少ない主人公のヴァイオレット(エル・ファニング)は、「自分の居場所がない」と孤独を感じながら暮らしていた。そんな彼女にとって、唯一心を解き放てるのが「音楽」。ある日、人気オーディション番組“ティーンスピリット”の予選が地元で行われることを知り、自らの歌声ひとつでオーディションに挑む。
エル演じるヴァイオレットは、常にどこか鬱屈した気持ちを抱えている。エルは自身について「そもそもの性格が明るくて、いつもニコニコしてますし、すぐに笑ってしまう質なんですが、マックス・ミンゲラ監督からは出来るだけ笑わないように指導されました」と笑顔を封印して役に臨んだそうだ。
また、監督曰く、ヴァイオレットがオーディションで歌う楽曲はすべて「心象風景を描くものとしても、ストーリーを語るものとしても成立する楽曲」であるとのこと。中でもクライマックスシーンは、ヴァイオレットの感情が爆発する圧倒的なパフォーマンスで本作一番の見所とのこと。エルも「あの曲を歌うのは本当に楽しくて、オーディションパフォーマンスの撮影には一日中かかったんですが、全てを注ぎ込みました」と自信をのぞかせる。
ヴァイオレットがクライマックスで歌うのはノルウェーのシンガーソングライター、シグリッドの「ドント・キル・マイ・ヴァイブ」だ。現在23歳のシグリッドは2018年、英BBCによる新年活躍が期待されるニュー・アーティスト・リスト「Sound Of 2018」で堂々の1位に選ばれた。
そんな彼女のヒット曲「ドント・キル・マイ・ヴァイブ」は、彼女が年上の男性たちと組んで困難な作曲セッションを強いられた経験から生まれたという。大人の都合に振り回された彼女の怒りは、ヴァイオレットがオーディションに挑戦していくなかで抱く心情とも重なるため同曲が選ばれたという。
ちなみに、このパフォーマンス・シーンでヴァイオレットが着用している赤のトラックスーツは、シグリッドが同曲のMVで着ている衣装とそっくりというこだわりもみられる。
劇中では他にも、ケイティ・ペリーやアリアナ・グランデ、カーリー・レイ・ジェプセンなどの人気アーティストから、カナダ出身の双子デュオ、ティーガン&サラ、グウェン・ステファニー率いるノー・ダウト、デンマークの新鋭MO(ムー)といったコアな洋楽ファンも楽しめるアーティストの楽曲がBGMに登場したり、オーディションでのパフォーマンス・シーンでカバーされているそうだ。
映画『ティーンスピリット』は1月10日より角川シネマ有楽町/新宿ピカデリーほか全国公開。
◎公開情報
映画『ティーンスピリット』
2020/1/10(金)角川シネマ有楽町/新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督/脚本:マックス・ミンゲラ
製作:ジェイミー・ベル、フレッド・バーガー(『ラ・ラ・ランド』)
音楽プロデューサー:マリウス・デ・ヴリーズ(『ラ・ラ・ランド』)
音楽監修:スティーヴン・キジッキ(『ラ・ラ・ランド』)
出演:エル・ファニング、レベッカ・ホール
(c)2018 VIOLET DREAMS LIMITED.
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