2019/12/06 04:00
2019年のダウンロード・チャート【Billboard JAPAN Download Songs of the Year2019】は、米津玄師の「Lemon」が2年連続で首位を獲得した。2018年2月12日に配信リリースされた「Lemon」は同年の『第69回NHK紅白歌合戦』など各種メディアで披露・紹介され、2019年1月7日付~2月25日付ダウンロード・チャートまで8週連続で首位を獲得。その後も高い順位をキープし続け、2位以下に大きくポイント差をつけての首位獲得となった。
また、米津玄師はトップ10に本人名義で「馬と鹿」と「Flamingo」を、作詞・作曲を務めた菅田将暉「まちがいさがし」とFoorin「パプリカ」を送り込んでおり、米津玄師の関連曲が5曲トップ10に入ったことになる。特に2019年8月12日に配信リリースされたTBS系日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』主題歌である「馬と鹿」は、リリース後から年間チャート集計期間終了までダウンロード・チャートでは1位もしくは2位しか獲得しておらず、およそ3か月半という短い期間で年間2位に登りつめた点から、いかに高い人気を誇っているかが分かる。
9位にチャートインしたのは、RADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」。新海誠監督の映画『天気の子』の主題歌であり、公開日と同じ7月19日にリリースされたアルバム『天気の子』に収録された。RADWIMPS×新海誠という『君の名は。』でメガヒットを出したタッグであったが、本作もリリースから4週連続でダウンロード・チャート1位、11週連続でトップ10入りと大きくヒットした。
年間ダウンロード・チャートのトップ10は、米津玄師名義の楽曲とRADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」、そして4位のback number「HAPPY BIRTHDAY」というストリーミングが解禁されていない楽曲が目立っている。そんな中、昨年ストリーミングからブレイクした初のアーティストと称されたあいみょん「マリーゴールド」が3位、今年ストリーミングで大きくヒットした代表曲とも言えるOfficial髭男dism「Pretender」が7位、King Gnu「白日」が10位とダウンロードでも大きな結果を残している。「白日」に関しては、春ごろは5位前後の順位をキープしていたが、実は8月12日付では30位にまでダウンしていた。しかし、10月~11月に開催したツアー【King Gnu Live Tour 2019 AW】でのパフォーマンス効果もあって徐々に順位を上げていき、11月4日付では5位、12月2日付でも6位にチャートインしている。ストリーミングを全面解禁しておらず、ダウンロードで音楽マーケットを大きく動かしてきたアーティストの2020年以降の動向にも注目だ。
◎【Billboard JAPAN Download Songs of the Year 2019】トップ10
1位「Lemon」米津玄師
2位「馬と鹿」米津玄師
3位「マリーゴールド」あいみょん
4位「HAPPY BIRTHDAY」back number
5位「まちがいさがし」菅田将暉
6位「パプリカ」Foorin
7位「Pretender」Official髭男dism
8位「Flamingo」米津玄師
9位「愛にできることはまだあるかい」RADWIMPS
10位「白日」King Gnu
集計期間:2018年11月26日(月)~2019年11月24日(日)
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