2019/11/30
今週の洋楽まとめニュースは、テイラー・スウィフトの話題から。現地時間2019年11月24日に米LAのマイクロソフト・シアターで【2019 アメリカン・ミュージック・アワード】(AMAs)が開催された。シアラが司会を務めた今年の授賞式では、特別賞<アーティスト・オブ・ザ・デケイド>に選出されていたテイラー・スウィフトが、ノミネートされていた5部門すべてを受賞し、故マイケル・ジャクソンが保持していた史上最多受賞記録を更新した。また、テイラーは、カミラ・カベロとホールジーとともに「Shake It Off」をはじめ、最新アルバム『ラヴァー』からタイトル・トラックや「The Man」などをメドレー形式で披露した。
テイラー・スウィフト、【2019 AMAs】で5部門受賞 史上最多受賞記録を更新
トーンズ・アンド・アイの「ダンス・モンキー」が、前週に続きオーストラリアレコード産業協会 (ARIA)チャートにて17週連続1位を記録。チャート史上最長記録を更新した。さらにこの楽曲はUKチャートでも8週連続1位を記録。今年の最長1位となっていたエド・シーラン「アイ・ドント・ケア」に並ぶ記録となっている。今週27日に行われるオーストラリアのグラミー賞ことARIAミュージック・アワード2019ではパフォーマンスを控えており、最多8部門にノミネートされていることからその活躍に期待が高まっている。
トーンズ・アンド・アイ、17週連続で豪チャート1位を記録、UKチャートは8週連続でエド・シーランに並ぶ
全米における年間のオーディオとビデオのストリーミング再生数が、2019年11月21日までで約1兆20億回となり、初めて1兆回を突破したとニールセン・ミュージックが発表した。昨年同時期の7,652億回と比較すると全体で31%の伸びとなり、成長がこのまま続けば2019年の終わりには1兆1,810億回に到達する可能性がある。2018年全体の再生数は9,010億回だった。ストリーミング再生数の1兆回突破は、全米においてここ10年でストリーミングが爆発的に普及したことを証明している。Spotifyが米国で発足したのは2011年で、Apple MusicやAmazonなどの大手企業がストリーミングに参入したのはそれからだいぶ後になってからだ。
全米年間ストリーミング再生数が初めて1兆回突破、一人当たりの平均再生3千回
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ポスト・マローンの「サークルズ」が自身4曲目の首位獲得を果たした。「サークルズ」は、エアプレイ・チャートで2位から3位に下降しているが、前週と比較してもオンエア回数はさほど落ちていない(週間9,110万回)。また、デジタル・ソング・セールス・チャートでも5位から6位にダウンしたが、売上の低下は7%程度におさえている(14,000ダウンロード)。一方、週間2,340万試聴を記録して、ストリーミング・チャートでは6位から5位に上昇した。また、11月13日にリリースされたビリー・アイリッシュの新曲「everything i wanted」は、先週の74位から大きく飛躍し、今週8位に急上昇。8月にNo.1を獲得した「bad guy」に続く自身2曲目のTOP10入りを果たした。
【米ビルボード・ソング・チャート】ポスト・マローン首位、ビリー・アイリッシュ新曲TOP10浮上
米ビルボード・アルバム・チャートでは、セリーヌ・ディオンの新作『カレッジ』がNo.1デビューを飾った。本作『カレッジ』は、全編フランス語によるアルバム『Encore Un Soir』(2016年)から約3年、英語詞によるオリジナル・アルバムとしては、2013年リリースの『ラヴド・ミー・バック・トゥ・ライフ』(最高2位)以来、6年振りとなるオリジナル・アルバム。セリーヌにとっては、2002年リリースの『ア・ニュー・デイ・ハズ・カム』以来、約17年ぶりの同チャート1位獲得で、通算5作目のNo.1アルバム、TOP10入りは13作目となる。首位獲得のブランク期間としては、ホイットニー・ヒューストンが記録した16年4か月を超える、女性アーティスト最長記録となる。
【米ビルボード・アルバム・チャート】セリーヌ・ディオン17年ぶりの首位、トリー・レーンズ自己最高位を獲得
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