2019/11/27
ジャマイカへのショートトリップ、数々の作品を世に送り出してきた老舗レーベルTuff Gong のレコーディングスタジオを紹介。
スタジオはキングストンで治安があまりよろしくないといわれる地域にあるとのことで、建物の周りはブロック塀と金網のフェンスで覆われ、その上には鉄条網が貼られていた。ギフトショップでツアー料金は支払えばスタジオ見学ができ、追加料金を支払えばボブ・マーリーが暮らした街トレンチタウンにも連れて行ってくれるという。
今回は、このレコーディングスタジオで仕事をする日本人オーディオ・エンジニア、尾形さんの案内で、スタジオ内にはボブ・マーリーがここで歌ったというマイクのセッティングもあり、特別な空間にワクワクした。さらに実際の仕事風景も見学させて頂けた。
作業をしていたRoland Mcdermott (ローランド マクダーモット)さんは、タフ・ゴング・スタジオのチーフエンジニア的な存在。歴代ミュージシャンの多くの作品に携わっている。最近では2020 年、グラミー賞ベストレゲエアルバムにノミネートされているボブ・マーリーの息子Julian Marley (ジュリアン・マーリー)のアルバム「Th As I Am 」を担当。「来年の受賞発表が楽しみですね。」と話しかけると、素敵な笑顔で写真に収まってくれた。因みに、レジェンド陣のノミネートの中でひときわ話題なのが若手女性レゲエ&ダンスホール アーティスト、KOFFEE、アルバムタイトルは「Rapture」。メジャーデビューで世界から注目されているが、本国ジャマイカでももちろん大人気だそう。
ローランドさんは音の調整をしながら、作業中のサウンドを聴かせてくれた。身体中にグッと響き渡る重低音の圧倒的な迫力、独特のリズムをスタジオ内でリアルに体感できてラッキー! Text:KIYOMI
◎KIYOMI
学生時代、友人のバンドライブで司会をした経験から、テレビ、ラジオなどマスコミの仕事を始める。その後、単身移住したNYで(1986年~1993年)NY初日本語ラジオ番組を発案・設立。DJ・制作・広報・営業を手がける。1993年帰国。FM802、FMCOCOLOのDJ、関西初のサルサダンススタジオ(CHEVERE)主宰、映画コメンテイター、TV・RADIO出演、新聞・雑誌寄稿、司会、講師などで活動。好奇心に任せた様々なレポートを発信中。
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