2019/11/23
今週の洋楽まとめニュースは、【第62回グラミー賞】の話題から。2019年11月20日に【第62回グラミー賞】のノミネート作が発表された。ビリー・アイリッシュやリゾなど、今年大きく飛躍した新人アーティストたちが複数部門で選出されており、昨年に引き続き女性アーティストの割合も高い顔ぶれとなっている。まず、最も多くノミネートされたのはリゾで、8部門に名前が入っている。次に多くノミネートされたのは6部門のビリー・アイリッシュとリル・ナズ・X、そしてアリアナ・グランデ、H.E.R.、ビリーの兄フィニアス・オコネルがそれぞれ5部門で続いている。また、リゾとビリー・アイリッシュは主要4部門(アルバム、レコード、楽曲、新人賞)全てにノミネートされており、これは【グラミー賞】史上初めてのことである。なお、授賞式は日本時間2020年1月27日に開催される。
【第62回グラミー賞】ノミネート発表、リゾ/ビリー/リル・ナズ・Xらが躍進
【第62回グラミー賞】でリゾとビリー・アイリッシュが達成、主要4部門同時ノミネート・アーティストの全リスト
カニエ・ウェストが『ジーザス・イズ・キング』の続編となる作品のためスタジオ入りしていることが分かった。カニエは11月18日に、「Ye(カニエ)とドレーの『ジーザス・イズ・キング』第二章がもうすぐ出る」とドレーとの2ショットとともにツイート。ドレーはそれをリポストしている。カニエは前日の17日朝に参加したテレビ宣教師ジョエル・オスティーンによる日曜礼拝で毎月新しい作品をリリース予定であると明かしていた。また、その時に『ジーザス・イズ・キング』を聴いて感銘を受けたオスティーン牧師と信仰をテーマに意見が交わされ、カニエは興味深い事実をいくつか明かしている。その1つとして、2016年にリリースした『ザ・ライフ・オブ・パブロ』について、実は純粋なゴスペル・アルバムにするつもりだったと説明している。
カニエ・ウェスト、『ジーザス・イズ・キング』パート2をドクター・ドレーと制作
カニエ・ウェスト、米ヒューストンの教会で牧師と対談
テイラー・スウィフトが、2019年11月24日に開催される【アメリカン ・ミュージック・アワード】(AMAs)のステージで、元レーベルであるビッグ・マシーン・レーベル・グループ(BMLG)からリリースした過去曲を演奏しないよう通告されたとされる問題で、BMLG側が正式に許可を出したと米ビルボードが伝えている。BMLGの代理人は米ビルボードの問い合わせに対し、「アーティストのパフォーマンスをショー後にストリーミング、そして双方が承認したプラットフォームで再放送する許可を与えた」と、テイラーの名前は出さずに声明で返答した。この声明はさらに、「とはいえ、レコーディング・アーティストはテレビやほかのライブ・メディアでライブ・パフォーマンスをする場合、レーベルの同意を得る必要はない」と続いている。
テイラー・スウィフト、元レーベルが過去曲のパフォーマンスを許可
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、ルイス・キャパルディの「サムワン・ユー・ラヴド」が3週目の首位獲得を果たした。ルイスの所属する<キャピトル・レコード>では、1963年6月15日~29日付チャートで坂本九の「SUKIYAKI」が同3週の首位獲得を果たして以来、およそ56年ぶりに男性ソロ・アーティストとしての記録を塗り替えたことになる。その記録を打ち破るべく、ポイントを縮めているのがポスト・マローンの「サークルズ」。今週も2位を維持し、エアプレイ・チャートでも同2位(8,840万回)、デジタル・ソング・セールス・チャートで5位(15,000ダウンロード)、ストリーミング・チャートで6位(2,300万視聴)と、それぞれ安定したポイントを獲得している。また、先週の6位から4位に最高位を更新したリゾの「グッド・アズ・ヘル」も、次のNo.1候補になりえる勢いをみせている。
【米ビルボード・ソング・チャート】ルイス・キャパルディが3度目のNo.1、早くも「恋人たちのクリスマス」がエントリー
米ビルボード・アルバム・チャートでは、カントリーシンガーのルーク・コムズの新作『What You See Is What You Get』が自身初のNo.1獲得を果たした。初動ユニットは172,000で、2019年に発売されたカントリー・アルバムとして最高のユニット数を記録している。そのうち109,000枚がアルバムの純粋な売上枚数。ストリーミングによるユニット数は58,000で、アルバムの週間視聴回数は7,400万回だった。ストリーミングの弱いカントリー系のアーティストとしてはかなり高い記録で、カントリー・アルバムとしては2019年最高の週間視聴回数(ストリーミング)を打ち出した。また、テイラー・スウィフト『ラヴァー』が、ショーン・メンデスとデュエットしたタイトル曲「ラヴァー」のリミックスが発売されたため、3ランクアップして5位まで浮上した。
【米ビルボード・アルバム・チャート】ルーク・コムズが自身初のNo.1獲得、リミックス発表のテイラー『ラヴァー』は5位浮上
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