2019/11/19
カニエ・ウェストが2019年11月17日、米テキサス州ヒューストンのレイクウッド教会で行われた礼拝に参加し、午前の部で同教会の牧師でテレビ宣教師のジョエル・オスティーンと対談した。
キリスト教への回帰を宣言してから福音の伝道に力を入れているカニエは、2019年1月に初めて【サンデー・サービス】のクワイア・パフォーマンスを披露し、その後全米各地で同コンサートを開催している。トラヴィス・スコットの【アストロワールド・フェスティバル】にサプライズ登場した11月9日頃からテキサス州に滞在していた彼は、礼拝に参加する前にヒューストンのハリス郡刑務所にも立ち寄り、受刑者のためにパフォーマンスを披露した。
今回の対談と、夜の部のパフォーマンスは、カニエの最新ゴスペル・アルバム『Jesus Is King』を聴いて感銘を受けたオスティーン牧師からの招待を受けて実現した。信仰をテーマに意見が交わされた対談で、カニエは興味深い事実をいくつか明かしている。
まず彼が言及したのは2016年にリリースした『ザ・ライフ・オブ・パブロ』についてで、実は純粋なゴスペル・アルバムにするつもりだったと説明している。結果として、部分的にゴスペルがテーマとして取り入れられていたものの、カニエが意図していたものにはならなかった。ゴスペル・アルバムの作り方が分からなかったと明かした彼は、その理由として、「周りにいたキリスト教徒たちが、スーパースターだった俺に向かって率直に話したり信仰を告白しないよう、社会に無理やり服従させられていたから」と振り返っている。そのあとに彼は、スーパースターはキリストだけで、彼自身は神のしもべであると発言している。
また、カニエは珍しく父親について話している。自身の家族に対し、もっと両親のようになる責任があると語った彼は、父親が現在ドミニカ共和国で浄水施設を建設していると明かしている。カニエの妻キムも受刑者を支援する活動を続けており、ウェスト家は全員が奉仕活動に忙しいようだ。
家族のためにもっと良い人間にならなければならないという話の流れから、彼は『Jesus Is King』収録曲の「Closed on Sunday」について、”これまで作られた中で最も難しい楽曲”と称しており、N.W.Aの楽曲と比較している。「N.W.Aのレコードくらい難しいんだよ、メディアによる洗脳から子どもたちを守ることについて話しているんだから」と彼は説明している。
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