2019/11/01
Netflixの人気シリーズ『クィア・アイ』が日本を舞台にしたスペシャルシーズン『クィア・アイ in Japan!』が遂に配信スタートした。本シーズンの撮影のために2019年初頭に来日したファブ5が、日本人女性の痩せることへの執着と“女を捨てる”という言葉に驚愕したことを明かした。
Netflixでシーズン1~4が独占配信中の『クィア・アイ』は、フード&ワイン担当のアントニ、インテリア担当のボビー、美容担当のジョナサン、カルチャー担当のカラモ、ファッション担当のタンらファビュラスな5人(通称ファブ5)が、自信を失った人たちを大改造して、魅力的に生まれ変わらせるリアリティ番組だ。この度、日本を舞台にした『クィア・アイ in Japan!』でファブ5は自身の体型に自信が持てないと悩む依頼人をプロデュース。5人の中でもボビーは「アメリカではガリガリに痩せているのはモデルだけって感じだけど、日本の女性は行き過ぎかもね。とても美しく、健康で普通の人が、太っていると思い込んで自分自身を卑下してしまうのを見て悲しくなったよ」と日本人女性の美意識は行き過ぎていると驚愕したという。
さらに“女を捨てて”仕事に没頭する心優しいホスピス看護師の依頼人にジョナサンは「女性としての自分を諦めちゃうなんて、本当に胸が張り裂けそうな思いを感じたわ」と、心を痛めた。女友達同士でジョークのように言う“女を捨てる”という言葉も衝撃的だったという。本作に東京ガイド役として参加した水原希子は「日本において女性が置かれている環境というのはとても深刻で、日本で育ってきた女性はそれを深刻に受け止めていないんです」とファブ5と接して、痩せることへ執着したり、一方で女を捨てたなどとジョークで言ったりしてしまう状況の深刻さを明かす。
美を追求する女性に代表されるようにアントニは「日本人は完璧を目指して努力している文化だと思った。でも、間違いを犯しても恥じる必要はないんだ。弱点を知ることも強みになる可能性があるからね」と完璧主義を捨て、間違ったことをしてしまってもそこから得るものがあるという。続けてタンも「みんな本当によくやっているから誇りに思うべきです。ひとりひとりが特別な存在なのです」と、自己肯定感の低い日本人へもっと自分に自信を持つようにとアドバイスを贈る。
ボビーもまた「日本人に掴み取ってもらいたいことの1つはコミュニケーションをとることの大切さだ。依頼人について僕らが目にしたことの1つはどんな問題を抱えているかについて周囲とコミュニケーションが取れていないことだった」と、1人で悩まずに周囲とコミュニケーションをとって欲しいという。そのボビーの意見に同意したカラモも「誰もが感情的な語彙を遮断している。僕らが学校に通っていた幼い子供の頃、何かが誰かに起こった時、みんなが近づいてきて、何が起こったのか気にしてくれた。でも大人になるとそうしなくなってしまう」と、大人になるとコミュニケーションを上手く取れなくなってしまうと日本人に限ったことではないと続けた。
日本人女性に驚愕しつつも、自分を愛してもっと自信を持って輝くためのアドバイスをくれたファブ5。彼らは、どのように悩める依頼人を大改造するのか? きっとどの依頼人のエピソードにも、一緒に笑って、一緒に泣いて、新しい自分になれる勇気をくれるヒントを教えてくれるハズだ。
◎放送情報
Netflixオリジナル作品『クィア・アイ in Japan!』
Netflixで独占配信中
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