2019/10/25 15:00
エミネムは、2017年の【BETヒップホップ・アワード】で披露したフリースタイル「The Storm」でトランプ米大統領を痛烈にディスったり、その後発表した「Framed」という楽曲で娘のイヴァンカにも矛先を向けるなど、トランプ政権を嫌悪していることで有名だ。
2019年10月24日に公開された米バズフィードの記事によると、度重なる過激な歌詞のせいで、エミネムと彼の弁護団は2018年に米シークレット・サービスから実際に聴取を受けていたことが判明した。昨年リリースされた『カミカゼ』の1曲目「ザ・リンガー」には、「エージェント・オレンジ(トランプ大統領)がたった今シークレット・サービスを寄越しやがったからだ/実際に会って、俺が本当にあいつを傷つけようと考えているのか確認するために/または俺がテロリストとつながっているのか尋ねるために/俺は“インクと作詞家に関して言えばね”って言ってやった」という歌詞があり、内容の真偽に注目が集まっていた。
バズフィードが2018年に情報開示を要求したところ、今週になって40ページの記録が届き、“懸念を示す市民”から通報を受けたシークレット・サービスが、物議を醸した「Framed」の歌詞と「The Storm」の内容について調査するために2019年1月16日に本当にエミネムの元を訪れていたことが判明した。「Framed」には、「ドナルド・ダックを(TVで)やってるよ、庭にはトンカ・トラックがあるよ/でも、あれっ?一体何でイヴァンカ・トランプが俺の車のトランクに入ってんだ?」という歌詞がある。
バズフィードによると、エミネムの歌詞はトランプ大統領に直接危害を加えるものではないと最終的に連邦検察が判断したことから詳細は大幅に編集されていた。“懸念を示す市民”とはゴシップサイトTMZの従業員で、シークレット・サービスにメールが送信される数時間前に「Framed」についての記事を公開していたことから、当局にコメントを求めていたものとみられている。
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