2019/10/07 11:30
ブログレッシヴ・ロック誕生50周年記念として、ソニーミュージックが所有するプログレッシヴ・ロック作品の紙ジャケット・コレクション第2弾「ブリティッシュ・ロック編」全9タイトルが12月にリリースされる。
プログレッシヴ・ロックのカタログを紙ジャケット&最高のスペック(Blu-spec CD2)でリリースするコレクション・シリーズ第2弾。クラシック、ジャズ、現代音楽、民族音楽など、あらゆる要素をロックに採り入れ、叙情的でドラマティックでコンセプチュアルな作風、高い演奏技術や変拍子の活用、シンセサイザーやメロトロンといった近代的な楽器の多用など、限りなくオリジナリティを追求し続ける進歩的な音楽概念がプログレッシヴ・ロックであり、その革新性や実験的なアプローチが同ジャンル最大の魅力。
1969年にリリースされたキング・クリムゾンの『クリムゾン・キングの宮殿』を発端としてわき起こったこの斬新な音楽性は、ピンク・フロイド、イエス、ジェネシス、EL&Pといった英国勢に留まらず、世界中のロック・ミュージシャンに影響を与え、一大プログレ・ブームを創出。日本ではピンク・フロイドの『原始心母』の帯キャッチに「ピンク・フロイドの道はプログレッシヴ・ロックの道なり!」と書かれたフレーズから“プログレッシヴ・ロック”という言葉が使われるようになったと言われる。
6月にリリースした紙ジャケ・コレクション第1弾「イタリアン・ロック編」に続き、第2弾となる今回は、まさにプログレの王道と言えるブリティッシュ・ロック編。5大プログレ・バンドと評されたピンク・フロイド、キング・クリムゾン、イエス、ジェネシス、EL&Pなどに代表される、超凡な革新性をもったバンドが林立した70年代黄金期には、ほかにも多くの隠れた名盤がリリースされている。
今回はソニーミュージックのRCA、CBS、アリスタ、NEONなど多彩なレーベルに残された名盤群の中から厳選されたプログレ、ジャズ・ロック、フォーク・ロック等の作品をラインナップ。ロジャー・ディーン、ヒプノシス、キーフといったジャケット界の大御所たちによるアートワークが並ぶ。
◎リリース情報
2019年12月11日リリース
ソニーミュージック プログレッシヴ・ロック紙ジャケット・コレクション 「ブリティッシュ・ロック編」 全9タイトル
※高品質Blu-spec CD2/最新マスタリング音源/新規解説、歌詞、対訳付き(一部インスト作品)
1CD:各¥2,100+税
2CD:各¥2,700+税
○『アンダーソン、ブラッフォード、ウェイクマン&ハウ / 閃光』 1989年作品(アートワーク:ロジャー・ディーン)
イエスを脱退したジョン・アンダーソンがビル・ブラッフォード、リック・ウェイクマン、スティーヴ・ハウといった旧友を集めて結成したABWH唯一のアルバム。
イエスよりもイエスらしいサウンドに満ちた渾身の作品。アルバム未収録曲、シングル・リミックス、ライヴ・ヴァージョンの3曲をボーナス・トラックとして収録。
1. テーマ
2. フィスト・オブ・ファイアー
3. ブラザー・オブ・マイン
4. バースライト
5. ザ・ミーティング
6. クァルテット
7. TEAKBOIS
8. オーダー・オブ・ザ・ユニバース
9. レッツ・プリテンド
10. ヴァルチャーズ・イン・ザ・シティ*
11. アイム・アライブ(リミックス・シングル・ヴァージョン)*
12. バースライト(ライヴ・ヴァージョン)*
* ボーナス・トラック
○『イエス / 結晶』 1991年作品(アートワーク:ロジャー・ディーン)
ブリティッシュ・プログレを代表するバンドのイエス。彼らが離合集散を繰り返すなかで到達したひとつの答えがこの作品。
リーダーのジョン・アンダーソンが考えるイエス・ビッグバンド構想を具現化させた唯一無二の1枚。アルバム未収録曲、ラジオ・エディット・ヴァージョンの2曲をボーナス・トラックとして収録。
1. ウェイティッド・フォーエヴァー
2. ショック・トゥ・ザ・システム
3. マスカレード
4. リフト・ミー・アップ
5. スタート・ザ・デイ
6. セイヴィング・マイ・ハート
7. ミラクル・オブ・ライフ
8. サイレント・トーキング
9. ザ・モア・ウィ・リヴ - レット・ゴー
10. アンコールワット
11. デンジャラス
12. ホールディング・オン
13. イーヴンソング
14. ウォーター・トゥ・ザ・マウンテン
15. ギヴ&テイク*
16. リフト・ミー・アップ(ラジオ・エディット, アカペラ・オープニング)*
* ボーナス・トラック
○『アラン・パーソンズ / 人生ゲーム』 1993年作品(アートワーク:ヒプノシス)[初紙ジャケ化]
アラン・パーソンズ・プロジェクト解体から3年を経てリリースされたアラン・パーソンズ初のソロ・アルバム。
プロジェクト時代の手法をそのままに、パイロットや10cc、アンブロージアのメンバーらが参加したプログレッシヴな傑作。3曲のラジオ・エディットをボーナス・トラックとして収録。
1. 不思議の国の私
2. ターン・イット・アップ~沈黙の向う側
3. 水からワインを
4. 逸脱
5. MRタイム
6. 草原を渡る風
7. 心の光
8. 誘いの歌
9. 夢のかたち
10. 絶対絶命
11. 草原を渡る風、ふたたび
12. もうひとつの人生
13. ターン・イット・アップ~沈黙の向う側(ラジオ・エディット)*
14. 水からワインを(ラジオ・エディット)*
15. もうひとつの人生(ラジオ・エディット)*
* ボーナス・トラック
○『センティピード / セプトーバー・エナジー』 (2CD) 1971年作品 [初紙ジャケ化/日本初CD化]
キング・クリムゾンの初期メンバーだった前衛ジャズ・ピアニスト、キース・ティペットを中心に総勢50人以上に及ぶロック、ジャズ、クラシックの凄腕ミュージシャンたちが集まった壮大な音楽絵巻。“自由のために繋がろう”というメッセージが込められた、二度と実現不可能なジャズ・ロック・ビッグ・バンド的大作。ロバート・フリップ・プロデュース。
1. セプトーバー・エナジー(パート1)
2. セプトーバー・エナジー(パート2)
3. セプトーバー・エナジー(パート3)
4. セプトーバー・エナジー(パート4)
○『キース・ティペット / ブループリント』 1972年作品 [初紙ジャケ化]
ロバート・フリップのプロデュースで作りあげたキース・ティペット初のソロ・アルバム。
センティピードの流れを汲んだ無国籍的空間の中で、アコースティック・ピアノのみで饒舌に語るキースと、奥方ジュリー・ティペットの鬼気迫るヴォーカルが交錯する英ジャズ・ロックを代表する1枚。
1. ソング
2. ダンス
3. グリンプス
4. ブルース 1
5. ウッドカット
6. ブルース 2
○『ヘヴン / ブラス・ロック1』 (2CD) 1971年作品(アートワーク:キーフ)[初紙ジャケ化/日本初CD化]
ワイト島フェスティヴァルでその姿を現したヘヴィ・ブラス・ロック・バンドのヘヴン、唯一のアルバム。
ホーン・セクションを含む9人編成で制作されたLP2枚組というヴォリュームは、めくるめく展開と圧巻のパフォーマンスで一気に聴かせてくれる。
奇才キーフによる六面変型ジャケットにも注目が集まる特大レア盤が遂に日本発売。本シリーズの超目玉商品。ボーナス・トラックとしてアルバム未収シングル2曲を収録。
1. シングス・アイ・シュッヴ・ビーン
2. ディス・タイム・トゥモロウ
3. ネヴァー・セイ・ダイ
4. カム・バック
5. ソング・フォー・カオス
6. モーニング・コーヒー(ア・テーマ・フロム・ア・フィルム)
7. ナンバー・ワン(ラスト・リクエスト)
8. ナンバー・トゥー(ダウン・アット・ザ・ミッション)
9. ドーニング
10. ガット・トゥ・ゲット・アウェイ
11. ハンギン・オン*
12. ファニー・ラインズ*
* ボーナス・トラック
○『フェア・ウェザー / 終末からの誕生』 1970年作品(アートワーク:キーフ)[初紙ジャケ化/日本初CD化]
60年代に爆発的な人気を誇ったバンド、エーメン・コーナーのメンバーで結成されたフェア・ウェザーのファースト・アルバム。
米国スワンプ風のリズムに英国流のポップなメロディーが絡み、安定感のあるベテラン陣の演奏が心地よい傑作。キーフによる美麗ジャケット。シングル曲を網羅したボーナス・トラックを6曲収録。
1. 神は母の名を呼ぶ
2. キューピッドと戯れるな
3. 死と過去
4. 終末からの誕生
5. アイ・ヒア・ユー・ノッキン
6. 友情の断絶
7. 落ち着いて考えろ
8. レッド・レーベルを求めて
9. プア・マンズ・バム・ア・ラン
10. 悪魔の落し子*
11. ハヴント・アイ・トライド?*
12. 自由への道*
13. トゥッティ・フルッティ*
14. レイ・イット・オン・ミー*
15. レッド・レーベルを求めて(パート2)*
* ボーナス・トラック
○『ダンドゥ・シャフト / ダンドゥ・シャフト』 1971年作品(アートワーク:キーフ)
マルチ・インストゥルメンタル奏者のマーティン・ジェンキンス率いるダンドゥ・シャフトの2作目。
英国プログレッシヴ・トラッド・フォークを代表するバンドとして知られ、今作から女性ヴォーカルのポリー・ボルトンが加入して音楽の幅が広がっている。
キーフによるジャケットが美しいネオン・レーベル秘蔵の傑作。ボーナス・トラックとしてアルバム未収シングル2曲を収録。
1. カミング・ホーム・トゥ・ミー
2. サムタイムス
3. ウエイブス・アポン・ジ・イーサー
4. リバーボート
5. デュウェット
6. レイルウエイ
7. ウィスパーリング・ネッド
8. パス・イット・オン
9. カルヨープ・ドライバー
10. ティル・ザ・モーニング・カムズ
11. プレイヤー
12. サン・クロッグ・ダンス*
13. ディス・ギフト*
* ボーナス・トラック
○『フレッシュ・マゴッツ / フレッシュ・マゴッツ』 1971年作品(アートワーク:キーフ)[初紙ジャケ化/日本初CD化]
ミック・バーゴインとリー・ドルフィンという19歳の少年デュオによる唯一のアルバム。
テンションの高いアコースティック・ギターとファズのきいたエレクトリック・ギターが空を切る緊張感がたまらない、サイケデリック・フォークの名盤が遂に国内発売。
キーフによるメルヘンチックなアートワークも秀逸。ボーナス・トラックとしてアルバム未収シングル2曲を収録。
1. ドール・ソング
2. ローズマリー・ヒル
3. クィッキー
4. エヴリワンズ・ゴーン・トゥ・ウォー
5. アンド・ホエン・シー・ラフズ
6. スプリング
7. バルーン・ソング
8. ガズ・アップ
9. フーズ・トゥ・ダイ
10. エリザベス・R
11. フラストレーション
12. カー・ソング*
13. ホワット・ウッド・ユー・ドゥ?*
* ボーナス・トラック
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