2019/10/02
孤独だが心優しかった男が<悪のカリスマ>に変貌していく衝撃のドラマを、【アカデミー賞】常連の実力派スタッフ・キャストで描くサスペンス・エンターテイメント『ジョーカー』が2019年10月4日に日米同日公開となる。
【第76回ヴェネツィア国際映画祭】コンペティション部門に正式出品された本作は、上映後に今年一番の拍手喝采とブラボーの嵐と共に8分間のスタンディング・オベーションが巻き起こり、最高賞となる<金獅子賞>を受賞した。「ホアキン・フェニックスの演技は目を見張るものがある」(【ヴェネツィア国際映画祭】アルバート・バルベーラ)、「ホアキン・フェニックスによるキャリア史上最高の演技。世界の映画賞が注目している」(【トロント国際映画祭】キャメロン・ベイリー)、「ホアキン・フェニックスにはアカデミー賞の価値がある」(Total Film)と、ジョーカーを演じたホアキン・フェニックスの演技に絶賛の声が上がった。この度、公開に先立ち一足早くBillboard JAPAN読者を対象にした独占試写会を実施。鑑賞後のアンケート調査では、フェニックスの演技への絶賛の声ももちろん多数挙がったが、Billboard JAPAN読者はそんなフェニックスが演じたアーサー=ジョーカーの心情を表現する音楽にも注目したようだ。
「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー(ホアキン・フェニックス)は、都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。そんなアーサーが、なぜ狂気溢れる唯一無二の悪になったのか? 『レヴェナント:蘇えりし者』で坂本龍一が担当した音楽にチェロ奏者として参加したローレンス・シャーが担当した本作の音楽に対し、「視覚だけでなく聴覚でも楽しめる」、「音楽が最高だった」とアンケートでは満足度91点と評価された。「時に明るく、時に狂気へ誘う音楽は、アーサーの気持ちとジョーカーの狂気さが表現されているのだと感じた」、「音楽がジョーカーの心情そのものだった」、「アーサーの感情が伝わる音楽に鳥肌が立った」、「音楽がアーサーの生きている世界を表現しており、こちらまでジョーカーになりそうだった」と、悪のカリスマの心情に寄り添う音楽への絶賛の声が上がった。
フェニックスの演技と音楽の力も手伝って「倫理的にはアウトだが、ジョーカーの行動を肯定してしまいそうになった」、「共感してはいけないが、同情してしまった」と悪を肯定してはいけないと思いながらも、アーサーが直面する現実に心を動かされたという声も多数聞かれた。このようにアーサーの人間ドラマが描かれた本作に「これまでのアメコミ映画にはない“一本の映画”という感じがした」、「今までのジョーカーのイメージが一変した」とアメコミ映画の枠を超えた作品だという評価も集まっている。今回のBillboard JAPAN試写会の参加者と同様に、俳優の豊川悦司(俳優)は「ハリウッドの底力を見せつけられました。善悪をきちんと描いているのにちゃんとエンターテイメントになっている」、劇団ひとりは「なぜこんなめちゃくちゃな奴に感情移入しているのだろうと、ちょっと共感してしまっている自分も怖くなりました。全く予備知識なしでも絶対に面白いと思います。見事でした」と、著名人たちからも絶賛の声が上がっている。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気溢れる<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか? その答えは劇場で。
◎公開情報
『ジョーカー』
2019年10月4日(金)より、日米同時公開
監督・製作・共同脚本:トッド・フィリップス
共同脚本:スコット・シルバー
出演:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved TM &(C)DC Comics
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