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2009/08/05

MCAがファンにメールでその後の病状報告

 BEASTIE BOYSの闘病中のADAM “MCA” YAUCHがグループのメーリング・リストに載ったファンたちにEメールで彼の病状を逐一知らせ、「事態は前進している」と安心させている。

 YAUCHは7月20日に左の唾液腺と同じ場所のリンパ腺に癌の腫瘍が見つかったことを発表した。BEASTIESはその後9月15日に予定されていたニュー・アルバム『HOT SAUCE COMMITTEE PART1』のリリースを延期し、ニューヨークのオール・ポインツ・ウェスト、シカゴのロラッパルーザ、サンフランシスコのアウトサイド・ランズ、モントリオールのオシェアガ、テキサスのオースチン・シティ・リミッツなど予定されていたライブ・パフォーマンスをすべてキャンセルした。

 新しいメールの中で、YAUCHは約1週間半前に行なった癌を取り除く手術から「急速に回復して」おり、一晩入院しただけで退院して家に帰り「リラックスして家で料理された食べ物を食べ、家族とくつろいでいる」と書いている。また、痛み止めは回復を送らせるため避けているとも言っている。彼は今「次の治療」の準備中で、これは放射線の7週間コースとなり、「2,3週間後」にはスタートするという。

 YAUCHは先週末のオール・ポインツ・ウェストで、COLDPLAYのCHRIS MARTINがピアノの弾き語りで「(YOU’VE GOT TO) FIGHT FOR YOUR RIGHT(TO PARTY)」をカバーしたり、JAY-Zが「NO SLEEP TILL BROOKLYN」を引用するなど、様々なトリビュートが彼に捧げられたことをYOUTUBEなどを通して見たり聞いたりしたと書いている。「(THE YEAH YEAH YEAHSの)KAREN Oは『MCA良くなって』というアームバンドをしていたというし、Q-TIPもエールを送ってくれた。ほんとにありがたいね」

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