2012/10/25
レディー・ガガがシダ類19種の学名に名を連ねた。デューク大学の科学者たちが10月23日、“植物学者はポップス・カルチャーに疎い”というこれまでの通説を裏切り、新発見した植物にポップス・カルチャーを代表するレディー・ガガに因んだ名前を付けたのだ。
新発見は毎日の出来事ではないが、発見をいかに際立たせるかがポイントとなる。デューク大学の植物学者キャスリーン・プライヤー教授たちは、1つのみならず19もの新発見したシダ類植物(すべて同じ種属)に、レディー・ガガの名を付けることで注目を集めた。
ただし、それだけの理由ではない様子だ。プライヤー教授はニューヨーク・タイムズ紙で、「私たちは、レディー・ガガが『ボーン・ディス・ウェイ』で同性愛者など権利が無視されている人々やマイナー民族、女性などに勇気を与えていると考えていて、彼女の平等性を守る姿勢がその名をつけた理由です」とコメント。さらに「シダは胞子で繁殖しますが、雌雄どちらにでも変化する両性になることもあって、かつてガガがバイセクシャルであることを議論したり、サポートしていることも何か似ているんです」と語っている。また、卒業生たちには、ガガのスペル“GAGA”がDNAの転写因子を想像させるそうだ。
今回どんな学名が付けられたかというと、ガガの本名(ステファニー・ジャーマノッタ)から採った“ガガ・ジャーマノッタ”や、リトル・モンスターのラテン語訳“ガガ・モンストラパルヴァ”などが付いたそうだ。なお、ガガの学名は今回が初めてではなく、最近タイで発見された寄生バチの新種には、ガガのあだ名から“アレイオデス・ガガ”が名付けられている。
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