2019/08/21 15:30
WANIMAが【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019】の2日目、8月4日(日)に出演。いちばん暑い夕暮れ時、チカラいっぱいのパフォーマンスで7万人を満面の笑みにした。
SEが流れ始め、ステージを端から端までくまなく走る3人。姿が見えるだけで歓声に包まれる。会場には子ども連れの家族の姿を多く見かけ、絶対と言って良いほどWANIMAと書かれたTシャツを着ている。この日一緒に観に来た小さな友だちも、「もっと前で観たかった」とこぼすほど大人も子どもも熱狂的なファンが多い。
FUJIが叩いた銅鑼がジャ~ンと響く夕方。朝から楽しんでいるはずの観客はデザートは別腹と言っているかのように『BIG UP』で初っ端から踊り狂わせられた。「とんでもない1日が始まりました! 日本でいちばんROCK IN JAPANが好き……」とお馴染みの挨拶かと思ったが、「あ~ちゃんです! のっちです! かしゆかです!」と先ほどまでGRASS STAGEでライブをしていたPerfumeの自己紹介をしてきたのだ。これには会場全体が大爆笑に包まれた。
一体となって起こしたウェーブから『アゲイン』、『つづくもの』へと繋がれて行く。WANIMAのライブは何度観ても初めて観たかのように心を掴まれる。『サブマリン』が終わり、「疲れてる場合じゃない! 浮かれたいの? さわぎたいの? みんな何がしたいの?」とリクエストコーナーと題し聞きたい曲を募るも、KOSHINのギターで始まった『オドルヨル』。あっという間にクラブフロアのように飛び跳ねる観客。GRASS STAGEのバイブスは最上級へと上がっていく。WANIMAと観客が作り上げる『ともに』。暑さも吹き飛ぶ爽快感、疾走感で駆けてゆく『夏のどこかへ』。周囲が笑顔につつまれた中盤戦になった。
後半戦が始まる第一音。中盤戦までの盛り上がりとは打って変わり、静まりかえるGRASS STAGE。KENTAの息を吸う音から言葉となって響き渡る『1106』。まるで会話をしているかのように言葉のひとつひとつに煌めきを持つ。残り時間5分となってしまい最後の曲『シグナル』。始まりから終わりまで外にいる暑さも忘れてしまうくらい夢中に笑い倒した50分間。気が付いたときにはすでに次のWANIMAのライブを観たい衝動に駆られていた。
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