2019/08/21
ピンクは2017年10月、同名アルバムのリリース前に【ビューティフル・トラウマ・ワールド・ツアー】を発表し、北米と豪州日程を明らかにした。これらの日程が即完売したため、急遽両大陸での追加公演が発表された上、新たな北米ツアーと欧州ツアーも追加された。
この月に発表されたピンクの7thアルバム『ビューティフル・トラウマ』は米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場1位を獲得し、彼女のキャリア最大のツアーへ弾みをつけた。2019年8月19日にカナダ・トロントのスコシアバンク・アリーナで156公演の千秋楽を迎えたこのツアーは、3億9,730万ドル(約423億円)の興行収入と3,088,647枚のチケット・セールスを記録した。
これはピンクのツアーとしての最高額であると共に、米ビルボード・ツアー・チャート“Boxscore”史上最高記録の10位に入る数字で、女性アーティストとしては史上2番目に多い。マドンナが、2008年から2009年にかけて開催した【スティッキー&スウィート・ツアー】で4億800万ドル(約434億円)を記録して以来の、女性アーティストとしての最高額となった。
10年前からライブで空中アクロバットの要素を取り入れ始めてから、ピンクのツアー・ビジネスは飛躍的な成長を遂げた。【ビューティフル・トラウマ・ワールド・ツアー】の最終的な収益は、【ザ・トゥルース・アバウト・ラヴ・ツアー】より117%増加した(そしてこのツアーも2009年の【ファンハウス・ツアー】より72%増加している)。【ビューティフル・トラウマ・ワールド・ツアー】は、総収入、公演ごとの平均収入、公演ごとのチケット・セールス平均、そして北米/欧州/豪州の総合的なチケット代の全てが上昇している。
ピンクが米ビルボード・チャートでデビューしてまもなく20年が経つが、その間に彼女は519公演を行い、7,206,4757枚のチケットを販売し、7億1,600万ドル(約762億円)の興行収入を記録している。これで彼女はBoxscore史上最高の興行収益をあげたアーティストTOP20の仲間入りを果たした。
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