2019/08/20 12:50
国内最大級の都市型音楽フェスティバル【SUMMER SONIC 2019】が、東京、大阪にて8月16~18日の3日間にわたって開催された。今年で開催20周年を迎え、アニバーサリーイヤーを祝うべく、国内外様々なアーティストが出演したイベントの大阪公演の模様を紹介したい。
記念すべき初日公演は初っ端からまさかの波乱の幕開けに…。前日の台風の影響を受け設営が大幅に遅れ、OCEAN STAGE、MOUNTAIN STAGEがトップバッターからそれぞれ4組が出演キャンセルとなる事態に…。それでもSONIC STAGE、MASSIVE STAGEではエレクトリック・ピラミッドや木村カエラ、SUPER BEAVERが会場を盛り上げていく。イベント後半からは全ステージでライブが再開され、ランシドやMAN WITH A MISSION(ゲストに10-FEETやゼブラヘッドが登場!)が観客の熱量を一気に高めていく。RADWIMPSでは楽曲の世界観に合わせて快晴から一転、小雨が降るという天候さえも彼らのステージに味方するシーンも。MASSIVE STAGEではスーパーオーガニズムがキュート&クールなライブで、ザ・レモン・ツイッグスがインパクトあるパフォーマンスでフロアを熱く盛り上げていく。MOUNTAIN STAGEではBABY METALがトリを務め、海外からの観客も多数集まるなか、キラーチューン連発で圧巻のステージングを披露!
そしてOCEAN STAGEのトリはレッド・ホット・チリ・ペッパーズ! "これぞ!"な鳥肌出まくりの最強の布陣でオーディエンスを熱狂させた。
2日目はSONIC STAGEではシェイドが多幸感溢れるエレクトロポップサウンドを、THE BOYZはアグレッシブなダンスパフォーマンスと美声を披露。お隣のMASSIVE STAGEではザ・リグレッツが疾走感あるギターロックサウンドで観客を夢中にさせると、SIRUPは余韻たっぷりのライブでイベント中盤の勢いを支える。MOUNTAIN STAGEでは中田ヤスタカ/きゃりーぱみゅぱみゅが満員の観客を前に、ヒットチューンをこれでもかと連発し集まった観客を瞬時に虜に。 チャーチズはキュートな歌声とビート感強めのエレクトロポップサウンドでフロアを包んでいく。この日の出演陣は日本も海外勢もクラブミュージックを中心とするアーティストが多数出演。OCEAN STAGEの盛り上がりは特に激しく、SEVENTEENが緻密なフォーメンション・ダンスとともに美声を響かせたかと思えば、アラン・ウォーカーが重低音を効かせたサウンドでオーディエンスを大いに揺さぶっていく。さらに、ZEDDはサウンドだけでなく視覚さえも刺激する特殊なステージセットで登場! オリジナル&王道のパーティチューンを連発し、会場の熱量は上昇しっぱなしに。
トリのザ・チェインスモーカーズではこの日最大動員のフロアを前に、サポートドラマーを迎えてのバンドスタイルで極上のサウンドを連発! 生ドラム×CDJ、唯一無二のライブスタイルは興奮しないはずがなく、会場の熱量は最高潮のまま、終演まで突き進んでいった。
最終日3日目はロックンロール三昧の1日に。ギターポップにパンクロック、HR/HMやブルースなど、サマソニ常連組からは初期のサマソニを彷彿とさせる顔ぶれが登場。MASSIVE STAGEではCHAIのキュートで気負いのないフリーダムなパフォーマンスに海外からのオーディエンスからも絶賛の声があがり、ビョルン・アゲインでは観客みんながABBAの名曲で大合唱。 SONIC STAGEではENDRECHERIが濃厚なファンクサウンドで初見の観客さえも虜にし、スノウ・パトロールはアコースティックセットで感涙もののライブを披露してくれた。MOUNTAIN STAGEではBiSHが朝一番から豪快なライブで観客の心を惹きつけると、リタ・オラはハスキーな歌声&観客を巻き込んでのパフォーマンスを、そしてトリのフォール・アウト・ボーイがキャッチーなサウンドで観客の心を鷲掴みし、みな満面の笑みで拳を高く掲げて彼らの音に応える。OCEAN STAGEではトップバッターのザ・ストラッツがグラマラスなロックサウンドで、LOUDNESSが超絶技巧のサウンドを唸らせ、観客の期待値をこれでもかと上げていく。イベント後半にはウィーザーでオーディエンスみんなが大合唱。 リヴァースの日本語での親父ギャグにほっこりしつつも、名曲のオンパレードに思わず涙する人も続出…。続くTHE 1975では喜怒哀楽の感情を越えた至高のステージに拍手喝采が沸き起こった。
3日間のサマソニ大阪を締める大トリはB'z! 日本人初のヘッドライナーということもあり、会場は溢れんばかりの人・人・人! 全国ツアー真っ最中ということもあり、メンバー2人の勢いは絶好調。 唯一無二のギターサウンド、冴えまくりの迫力ある歌声に溢れんばかりの色気に、観客のテンションはつねに沸点を超えまくりで終幕まで突っ走った。
初日こそ波乱万丈の瞬間があったものの3日間すべでのパフォーマンスが終わると、とにかく大きな多幸感に満ち満ちていて、すでに次の"サマソニ"欲が高まっているのを感じる。公式サイトですでにアナウンスされているが、サマソニの次回開催は2021年を予定しているとのこと。次回、さらにパワーアップしたサマソニでまた大好きな音楽に、新しい音楽に触れ、たくさんのアーティストたちと出会えることを楽しみに待ちたい。
なお、Billboard JAPANでは後日【SUMMER SONIC 2019】の特集をアップする予定だ。
◎イベント情報
【SUMMER SONIC 2019】<終了>
2019年8月16日(金)~8月18日(日)
大阪会場:大阪・舞洲SONIC PARK(舞洲スポーツアイランド)
東京会場:千葉・ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ
INFO: http://www.summersonic.com
◎【SUMMER SONIC 2019】出演アーティスト
TOKYO Friday 8.16 / OSAKA Sunday 8.18
B’z / THE 1975 / WEEZER
[ALEXANDROS] / ROBERT GLASPER(TOKYO ONLY)
TWO DOOR CINEMA CLUB / SNOW PATROL(ACOUSTIC)
BANANARAMA / JUJU(TOKYO ONLY)
BJÖRN AGAIN / GRACE CARTER
PALE WAVES / PSYCHEDELIC PORN CRUMPETS
SAM FENDER / THE STRUTS
TOKYO Saturday 8.17 / OSAKA Friday 8.16
RED HOT CHILI PEPPERS / RADWIMPS / BABYMETAL
MAN WITH A MISSION / RANCID
BRING ME THE HORIZON
CATFISH AND THE BOTTLEMEN / FOALS / THE INTERRUPTERS
THE LEMON TWIGS / MACHINE GUN KELLY / SUPERORGANISM
TASH SULTANA / 東京スカパラダイスオーケストラ(TOKYO ONLY)
TOM WALKER / ZEBRAHEAD
TOKYO Sunday 8.18 / OSAKA Saturday 8.17
THE CHAINSMOKERS / ZEDD / DISCLOSURE(DJ SET)
CHVRCHES / FLUME
BLACKPINK(TOKYO ONLY) / SEVENTEEN(OSAKA ONLY)
ALAN WALKER / BROCKHAMPTON /JAIN / King Gnu(TOKYO ONLY)
MAHALIA / OCTAVIAN / R3HAB / SOFI TUCKKER
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