2012/10/22
3ピースピアノバンド WEAVERが、10月18日に渋谷WWWで一夜限りのワンマンライブ【WEAVER Brand New Live 2012 「Will!」】を開催。来年1月にシングルとアルバムをリリースすると発表した。
今年は春よりライブハウスを巡るツアーを行い、自らの原点を再確認してきた彼ら。今回のアクトはUSTREAMやニコニコ生放送、YouTubeなどでの生中継も実施され、数多くのファンが楽しめる一夜限りのプレミアライブとして、サプライズの満載のステージを全国に届けた。
というのもこの日は、プレイスタイルに様々な趣向が凝らされていた。例えば奥野翔太(b,cho)は、いつも使用している5弦ではなく6弦のベースや、アップライトベースをセレクト。楽曲にも独自のアレンジが施されており、オープニングを飾った「僕らの永遠~何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~」は80'sシティポップ風のベースが心地良いミディアムチューンに。3人それぞれが今まで以上にテクニカルなプレイで楽曲を盛り立てて観衆を驚かせた。
また、いつもと違う雰囲気はMCにも表れた。特に杉本雄治(p,vo)は、非常にリラックスした表情で天然気味な珍トークを連発。奥野から「お酒飲んでる?」と訝しがられるほどほんわかした笑顔で会場のファンを魅了した。さらに中盤、サプライズとして杉本はニューアルバムのリリースを発表するのだが、そのタイトル『Handmade』を“ホームメイド”と間違ってしまうハプニングも。杉本は照れたように笑い、奥野から「マジで……!?」と呆れられてしまった。
終盤には『Handmade』収録予定の新曲もいち早く演奏され、ピアノとベースでユニゾンする高速フレーズがインパクト大な「風の船」、変拍子を交えた3連のグルーヴがクールな「Reach out」を初披露。続いてテクニカルなジャズ風インスト曲を披露すれば、途中で河邉徹(dr,cho)がステージ中央まで躍り出てスネアドラムを叩く一幕もと、終始プレミアムなアクトで観衆を魅了し続けた。
1年5か月ぶりのニューアルバム『Handmade』は1月16日にリリースとなり、約2週間前の1月1日にはDVDシングル『REPLAY~Medley of Handmade~』のリリースも決定。こちらはタイトル通り、『Handmade』収録曲をメドレー形式でアレンジし、新たな1曲にした風変わりな作品になるという。
原点に立ち返ったツアーを超え、3人だけで作り上げたという『Handmade』は、この日披露された新曲を聴く限り、相当な意欲作であることは間違いない。新作の続報にも期待しよう。
◎ライブ【WEAVER Brand New Live 2012 「Will!」】
2012.10.18(木) at 渋谷WWW
[セットリスト]
01.僕らの永遠 ~何度生まれ変わっても、手を繋ぎたいだけの愛だから~
02.Hard to say I love you ~言い出せなくて~
03.心の中まで
04.最終バス
05.泣きたいくらい幸せになれるよ
06.風の船(新曲)
07.Reach out(新曲)
08.偽善者の声
09.トキドキセカイ
10.管制塔
11.Shine
En1.shall we dance?(新曲)
En2.ティンカーベル
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