2019/08/07
映画『二ノ国』のスペシャルイベントが、2019年8月6日にヒューマントラスト渋谷で開催され、声優を務めた宮野真守、梶裕貴、津田健次郎が登壇した。この日は、2100組の応募者の中から選ばれた90組のファンが集まった。
声優初挑戦のメインキャスト山崎賢人、新田真剣佑、永野芽郁らについて、山崎と親交のある梶は、収録前に相談を受けたことを話し「僕が偉そうなことを言える立場ではないですけど、普段素敵なお芝居をしている役者さんなので、思うままにぶつかって行けばいいんじゃないかな」とアドバイスをしたことを明かした。さらに梶は、山崎の収録現場に立ち会った際「監督や(製作総指揮の)日野(晃博)さんの指導を受けて、紳士に対応する姿がかっこよかった」と山崎を賞賛。宮野は「僕は吹き替えのオーディションがきっかけで(声優界に)踏み込んだんですが、第一話は聞けたもんじゃなくて。現場で勉強して何度も反省しながらやっていました。だから、お3方が真っ直ぐにお芝居されているのを見て、それはそれは素晴らしくて。元々ご活躍されている場面での自力がすごいんだな、と思いました」と、自らのデビュー当時を振り返りながら語った。
今では売れっ子の人気声優3人だが、若手時代を振り返りながら話していくうち、宮野が「(梶くんは)デビュー当時からエンジェルヴォイスだったよね。僕は駆け出しの梶くんを知ってるんで」と話し、梶も「確かに! 現場に知り合いがいない時にも宮野さんが優しくイジってくださって、そこからみんなと仲良くできるようになったんです」と振り返った。「役に立った!」と、津田に褒められた宮野は「俺が梶くんの役に立ったよ! 良かったよ!」と、嬉しそうにしていた。
イベント中盤では「この中で、え?この人“二ノ国”の人じゃない?と思う不思議な人は?」という質問に、「せーの」で該当者を指差すことに。宮野本人を含め、満場一致で宮野が指差されると会場は大爆笑。「誰が不思議ちゃんだ、馬鹿野郎!」と突っ込む宮野だったが、津田は「そりゃそうなるよね」と、結果に納得した様子だった。梶には「こんなにエンターテイナーな人います? なかなか“一ノ国”にはここまでの“おしゃべりモンスター”はねぇ……。自覚ないですか?」と言われるも、本人は「無自覚。あふれ出ちゃう!」と返した。
終始観客を楽しませた宮野だったが、最後には映画について「“命を選べ”というキャッチコピー通り、主人公たちが綺麗ごとではないことをしっかりと選んでいきます。僕らも“命を選べ”とまではいかなくとも、生活の中で沢山の選択を迫られる時があると思います。そんな皆様にきっかけになるメッセージが込められていると思いますので、今日は大事な想いを受け取って帰ってください。ありがとうございました。」としっかりコメントを残し、イベントを締めくくった。
※「山崎」の正式表記は「たつさき」
◎公開情報
『二ノ国』
2019年8月23日(金)より、全国ロードショー
監督:百瀬義行
製作総指揮/原案・脚本:日野晃博
音楽:久石譲
キャスト:山崎賢人、新田真剣佑、永野芽郁、宮野真守、坂本真綾、梶裕貴、津田健次郎、山寺宏一、伊武雅刀、ムロツヨシほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)2019 映画「二ノ国」製作委員会
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