2019/08/04
2019年第30週(集計期間:2019年7月22日~7月28日)のSoundScan Japan 週間映像タイトル別ヒットチャートで、Hey! Say! JUMP『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR SENSE or LOVE』が166,785枚を売上げ、1位となった。
『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR SENSE or LOVE』はHey! Say! JUMPにとって12作目(DVDシングルを除く)のビデオ作品であり、2018年8月から2019年1月にわたって行われたライブツアーより東京ドーム公演の模様が収録されたもの。発売1週目にして2019年の年間映像タイトル別チャート(集計期間:2018年12月31日~2019年7月28日)で4位に躍り出ている。映像の年間売上枚数別トップ5は以下の通り。
◎2019年30週までの年間映像タイトル別チャート
1位:『ボヘミアン・ラプソディ』 37.6万枚
2位:『関ジャニ'sエイターテインメント GR8EST』関ジャニ∞ 25.6万枚
3位:『愛だけがすべて -What do you want?-』Hey! Say! JUMP 20.2万枚
4位:『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR SENSE or LOVE』Hey! Say! JUMP 16.7万枚
5位:『B'z LIVE-GYM Pleasure 2018 -HINOTORI-』B'z 14.7万枚
3位の『愛だけがすべて -What do you want?-』はDVDシングルのため若干タイプは異なるものの、年間チャートの5位までに2作品をランクインさせているHey! Say! JUMPだが、販売地域の偏りはあるだろうか。SoundScan Japanのデータを使用し地域別販売比率を調査した結果を以下に示す。(カッコ内は全映像作品の平均)
北海道 4.7%(4.4%)
東北 6.1%(6.1%)
関東 35.6%(39.7%)
甲信越 4.1%(3.2%)
北陸 2.8%(2.5%)
中部 14.7%(12.7%)
近畿 14.9%(14.8%)
中国 5.5%(5.6%)
四国 2.4%(2.4%)
九州 9.0%(8.6%)
平均との乖離が最も大きかったのは甲信越で平均の1.3倍、続いて中部の1.2倍だった。平均よりも比率が小さかったのは関東と中国のみだが、中国は0.98倍でほぼ変わらず、関東は0.9倍だった。同様に『愛だけがすべて -What do you want?-』についても調べてみたところ、以下のような結果となった。
北海道 3.9%(4.4%)
東北 6.1%(6.1%)
関東 37.5%(39.7%)
甲信越 4.2%(3.2%)
北陸 2.7%(2.5%)
中部 14.0%(12.7%)
近畿 15.0%(14.8%)
中国 5.6%(5.6%)
四国 2.6%(2.4%)
九州 8.4%(8.6%)
平均との乖離が最も大きかったのはこちらも甲信越で平均の1.3倍、続いて中部と四国の1.1倍と北海道、関東の0.9倍だった。甲信越での人気が高いのは1作だけのことではないようだ。
全国的に知名度の高いジャニーズのアーティストは、あえて地方色を前面に出しているグループを除き全作品の平均に近い比率であることが多い。Hey! Say! JUMPも甲信越での人気が高めである他はそれほど偏りなく平均に近い比率で売上げており、しっかりとジャニーズのアーティストとしてのプレゼンスを示していることがわかる。ドラマやCMなどテレビでの露出も多く、ジャニーズファンならずとも目にする機会の多い彼らの今後の活躍に注目したい。
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