2019/06/23
6月24日付“Billboard JAPAN Top Single Sales”(集計期間2019年6月10日~2019年6月16日)で、NEWS『トップガン/Love Story』が初週累計184,664枚を売り上げ1位を、MONSTA X『Alligator』が170,292枚を売り上げ2位を、超特急『Hey Hey Hey』が18,014枚を売り上げ5位をそれぞれ獲得した。
『トップガン/Love Story』は前作「生きろ」から9ヶ月ぶりに発売されたNEWSの25枚目のシングル。MONSTA X『Alligator』は前作『Shoot Out』から3ヶ月ぶりの日本での6枚目、超特急『Hey Hey Hey』はアナログと配信のみで発売された前作『ソレイユ』から4ヶ月ぶり16枚目のシングル。タイプの異なる3つの男性グループそれぞれの売上動向について、SoundScan Japanの地域別セールスデータで調査した。
図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/76967/2 )に地域別売上動向を示す。参考のため、2019年度のシングルの地域ごとの比率をグラフの一番下に示している。ジャニーズグループとK-POPのグループについては何度か調査しているが、NEWSはこの中ではもっとも全国平均に近い比率であることがわかった。東北、四国、九州など地方の比率が若干高いのも、全国にまんべんなくファンを持つジャニーズのグループの特徴なので、ジャニーズらしい比率だといえよう。
MONSTA Xは他のK-POPグループもそうであるようにイベント開催地域の比率が高めであり、こちらも想定どおりだ。今作のリリースイベントとしては静岡、広島、千葉でハイタッチ会が開催されるが、関東、中部、中国の比率は順当に全国平均よりも高くなっている。しかしそれよりも近畿の比率が明らかに高いことが目を惹く。近畿から広島、静岡へは新幹線を使えばアクセスは容易だがそれほど近い訳でもないことを考えると、イベントとは関係なく近畿での人気が高まっている可能性もある。夏~秋にはワールドツアーの一部として幕張と大阪でライブが行われることも決まっており、今後の動向が気になるところだ。
超特急『Hey Hey Hey』は、北海道と関東が目立って高い。東北も高めなので現在のところ関東以北に強いと言えそうだ。相対的に西日本方面が低目となっている。超特急の場合、ハイタッチ会などのイベントによらないという意味ではNEWSの売り方に近い。コアなファンだけでなく幅広い層に支持されるようになるにつれ今後は全国平均に近づいていくと思われるが、実際にどのような変化を見せるのか、今後の動向に注目したい。
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