2019/06/15
今週の洋楽まとめニュースは、BTSの話題から。BTSが、2019年6月15日付の米ビルボード・ソーシャル・チャート“Social 50”で100週連続、通算130週目の1位になったことが分かった。“Social 50”は、Facebook、Twitter、Instagram、YouTube、Wikipedia、Tumblr上での、週間フォロワー数の伸び、アーティスト・ページの閲覧数やエンゲージメントから、最も人気のあるアーティストを集計したもの。BTSは、2017年7月29日付のチャート以降、同チャート首位をキープしており、これは2010年12月にチャートの公開が始まって以来初の記録となる。現在“Social 50”での首位最長記録を保持しているのはジャスティン・ビーバーで、通算163週の1位を獲得している。
BTS、米ビルボード・ソーシャル・チャートで100週連続1位に
先週、レディオヘッドによる1997年の名盤『OKコンピューター』の未発表音源が18時間分もネットに流出した。ハッキングされたデータにはデモや別テイク、そして初期のライブ・レコーディングが含まれていたようだが、バンド側が2019年6月11日、これらすべての音源をBandcampにアップロードし、誰もが18ポンド(約2,480円)で入手できるようにした。売り上げはすべて慈善団体に寄付される。トム・ヨークは公開データの説明文に、「ハッキングされた。俺の1995年から1998年(?)頃のミニディスク・アーカイブだ。あまり面白くもない。結構たくさんある。出ちまったからには、出しちまった方がいいんだろう。俺ら全員が飽きて先に進むまで」と綴っている。
レディオヘッド、リークを受けて『OKコンピューター』未発表音源をBandcampで公開 売上は慈善団体に寄付
米ビルボードが2018年のトップ・ソングライターのランキングを公開し、カーディ・Bが年間7位を獲得した。このニュースを報じた2019年6月6日付のツイートを見たユーザーの一人が、カーディは自分で曲を書いていないにもかかわらず、ソングライターとして評価されるのはおかしいのではと批判した。このツイートにカーディ本人が反応し、「だって実際私は自分の曲の多くを書いてるし。そうだよ、ほかのどのアーティストと同じように、フックとかを手伝ってくれるライターが何人かいるけれど、自分のアルバムのたくさんの曲を自分で書いたよ、特にミックステープ。あんたは事実を捻じ曲げて、ひたすら嘘を信じたいだけみたいだけど、残念だったね!」と返信している。
カーディ・B、ソングライターではないとの批判に反論「実際私は自分の曲の多くを書いてる」
さて、今週の米ビルボード・ソング・チャートでは、リル・ナズ・Xの「オールド・タウン・ロードfeat.ビリー・レイ・サイラス」が、通算10週目の1位を獲得した。1958年に集計がスタートしてから、首位獲得週が10週を超えた楽曲は「オールド・タウン・ロード」で通算38曲目。2018年7~9月に同10週をマークした、ドレイクの「イン・マイ・フィーリングズ」以来、約1年ぶりの快挙となる。また、デビュー曲で10週を超えたアーティストとしては、2008年に同10週をマークした、フロー・ライダーの「LOW(ロウ)feat.T・ペイン」以来、11年ぶりの記録更新となった。さらに、先週から集計が開始した今年のソング・オブ・ザ・サマーでも同1位に初登場し、今週2週目のNo.1を記録している。
【米ビルボード・ソング・チャート】リル・ナズ・X遂に10週目の首位に、ケイティ/カーディ新曲TOP20デビュー
そして、米ビルボード・アルバム・チャートでは、米ジョージア州出身のカントリー・シンガー、トーマス・レットの新作『センター・ポイント・ロード』がNo.1デビューを果たした。本作『センター・ポイント・ロード』は、通算4作目となるスタジオ・アルバムで、首位獲得は前作『ライフ・チェンジズ』(2017年)に続く2作目。TOP10入りは、最高6位を記録した2ndアルバム『タングルド・アップ』含む4作連続となる。2019年度(2018年12月~2019年11月迄)のチャート集計から6か月が経過したが、カントリー・アルバムが同チャートで1位に初登場するのは、本作が初。
【米ビルボード・アルバム・チャート】トーマス・レット2作連続首位、マイリー・サイラス新作5位初登場
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