2012/10/09 21:10
新曲「ASH」の全裸PV(http://bit.ly/T1OPA0)や、そこで流れるメンバーへのクレームが注目を集めているアイドルグループ BiS。プー・ルイ(リーダー)とわっきー(ピュア担当)が24時間100kmマラソンに挑戦した。
<間に合わないと格好付かないんで……>
プー・ルイは「ASH」のPVで「ミッチェルとわっきーはやる気がなくていいと思ってると思う」「ユフちゃんとかミッチェルとかがインタビューで“BiSなんかがメジャーデビューして”っていうのが、凄くムカついて」と、後輩メンバーに対する心情を吐露。これを発端に、10月12日 2.5D(渋谷PARCO)にてプー・ルイとユフの対マン勝負【アイドルってなんだろね?】を開催することが決定した。
同イベントに先駆け、プー・ルイは“24時間100kmマラソン”へ自らの意思で挑戦することになり、なんとクレーム対象だったわっきーも“何かを変えたい”と参戦を決意。10月8日夜 新宿で行うライブに間に合わせるべく、2人は7日20時半頃から「間に合わないと格好付かないんで……(プー)」「“こうしよう”みたいな想いが少し生まれたので、それを信じて頑張ります(わっきー)」と語り、山梨県 富士急ハイランド付近から軽快に走り始めた。
<10km地点:研究員登場~40km地点:マネージャー離脱>
USTREAM配信の為に渡辺マネージャーも並走する中、約10km地点で研究員(BiSファンの総称)も応援に現れ、プー・ルイは涙。今回の騒動発生後「自分が正しいのか分からない。みんながどう思ってるか……」と不安に思っていた彼女は、彼らが駆け付けてくれたことを心底喜び、20km地点まで約2時間30分ほどで辿り着いてみせる。そして研究員から“BiSガンバ”と書かれたタスキを受け取ると、今回のマラソン最大の難関 深夜の山道へ。
暗闇の為、車のライトを照らしながら徒歩での進行となり、マネージャーは思い付くままに好きな曲を歌い始め、プー・ルイも10月24日発売のアルバム『IDOL is DEAD』より新曲「hitoribochi」をトンネル内で熱唱。真夜中のピクニック感覚で闊歩していたのだが、急激に襲ってきた冷気の影響もあり、最初は「俺がやるしかないでしょ」と意気込んでいたマネージャーがリタイヤ。ムードメーカーを失い、2人のテンションも落ち込んでいく。
<プー・ルイ、無念の離脱。ゴールへの希望はわっきーに>
朝になっても延々と続く上り坂と下り坂のアップダウン。朝方の山中で研究員から本格的なコントを披露されて元気になったと思えば、今のペースでは間に合わないと知って絶望し、山梨から神奈川に突入したと喜んでいたと思えば、わっきーが「まだこれしか進んでないことが悔しい」と泣き出し、アイスを食べて元気になった次の瞬間には、照り付ける太陽に体力を奪われていくという……2人の精神的にも厳しいアップダウンが続いていく。
わっきーは並走してくれる研究員への申し訳なさから号泣し、励ますプー・ルイも普通には歩けなくなり、ゴールを絶望視したマネージャーは「2人が限界です。BiSを担いで持っていってくれる方、集まって下さい」と、USTとツイッターから発信。すると、先まで「もう走れない」と言っていたにも関わらず、2人は全力で走り始め、観る者の涙を誘う。しかし、これを最後にプー・ルイは研究員による特設台車で移動することとなり、18時過ぎ、運営の判断により電車で南大沢から新宿へ向かうことになった。
<わっきー、泣きじゃくりながら命懸けの爆走>
気付けばゴールへの希望を託されていたわっきーは、その感受性の強さと過酷な状況に声を上げ、泣きじゃくりながら爆走。誰もが驚くスピードで駆け抜けていく。しかしその足はとっくに限界を迎えており、80km地点を過ぎた辺りから座り込むように。それでも「あと何キロですか?」と聞いては立ち上がり、約90km付近、自らリタイア宣言する瞬間まで全身全霊でゴールを目指し続けた。しかも誰に言われるでもなく、彼女は共に走ってくれたファン1人1人と握手しながら感謝と謝罪の言葉を。その姿には「謝らなくていい」「よくやった」「素人で90kmは凄すぎる」等の喝采が送られている。
なお、わっきーは車中で数十分の睡眠を取り、新宿のライブハウスにてこの度の戦友プー・ルイと再会。BiSのライブに臨んだのだが、2人は振り付けに屈伸運動のある「パプリカ」をはじめ、24時間マラソン直後とは思えないエモーショナルな激しいパフォーマンスを展開。これにのぞしゃん、ゆっふぃー、ミッチェルも劣らない熱量で歌い踊り、観客を圧倒した。なお、プー・ルイは終演後に「バカの証明はできたかな! またやります、100きろ!」とコメントしている。
◎プー・ルイコメント
マラソン、やばい!!
全然達成できなかったけどやってよかったです。
山降りた時点で時間と速度的にプールイは100キロ無理そうだったのですが
いけなくてもこのままじゃダメだともっかい走ったのが辛かったんですが気持ち良かったです!
途中わっきーはまだ走れるのに隣にいなきゃいけないみたいな状況があってモヤモヤしてました。
でも最終的には別々にやらせてもらえて良かったです!
わっきーかっこいい!
帽子が深かったのは渡辺さんが私の帽子を下敷きに寝てたから
とれなくて置いてあった渡辺さんの帽子を勝手に借りてかぶってたからです。笑
バカの証明はできたかな!
またやります、100きろ!
あ、言っちゃった(/ω\)♪
◎わっきーコメント
24時間マラソンお疲れ様でした! すごく楽しかったです。と、
言いたい気持ちもありますが、それ以外の感情もいっぱいで、
ぽこぽこぽこーっと心に言葉が出てきてまとまらないです。
やっている間は辛くて目的とか考えられなくてよくわからなくなった時もあったけど、
最終的には、自分の思うことが少しわかった気がしました。
あとはそれをどう行動に移せるかを考えたいです。ここまでやれてよかったです。
ありがとうございました。
応援してくださったり関わってくださった方々に感謝の気持ちでいっぱいです。
取材&マラソン撮影:平賀哲雄
ライブ撮影:真田礼(Studio-Novel)&山田秀樹(INMUSIC)
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