2012/10/05
米Billboard Hot100では、2週連続2位、全英シングル・チャートでは1位を獲得し、シングル「江南スタイル」が世界的に異例の大ヒットを記録している韓国出身のラッパー、Psy。
先日「米Billboard Hot100で、1位になったら上半身裸で馬ダンスを踊ります」と公言したPsy。残念ながら今週制覇することが出来なかったが、昨日ソウル市庁広場にて上半身裸でフリーライブを行った。 約8万人の観客が馬ダンスで彼を応援し、 AP・AFP・ロイター通信など1200人の国内外取材陣が、公演を一目観ようと駆けつけた。コンサートにてPsyは「僕は韓国に住んでいる2児の父親で、しかも太っています。こんな僕からPsyと言うキャラクターを作り上げてくれて、本当に感謝します。」と涙を見せた。
音楽ダウンロード数では、マルーン5の「ワン・モア・ナイト」を追い抜いたが、ストリーミングとエアプレイ数で劣勢を見せ、残念ながら今週は引き続き2位となってしまった「江南スタイル」。Psy自身も「ビルボード1位は夢にも見られなかった記録だ。64位にデビューした時、涙を流がし、酒を飲んだ。だが、一週間後には11位となった。 ビルボード1位を記録することは、普通できることではないが、こっそり期待したりもしていた。けれど、韓国の歌手としては初、そしてアジア人歌手としても記録を塗り替えることが出来て光栄だし、ものすごい事だと思うんだ。」と快挙について語っている。
自身の人気については、単純に「(皆を)笑わすことが出来たから、成功したと思う」と語るPsy。「(マネジメント契約を結んだ) スクーター・ブラウンには、韓国の友人から「この動画面白いよ。」と言われ、 「江南スタイル」のミュージック・ビデオを初めて見た、と言われたよ。国境を超え、人を笑わすことができたから、こんなに成功したのだと思う。 みんなに、新鮮だと言われたよ。」
アメリカでの反響については、「実は、僕も(何故人気があるのだろうと)興味があり、現地の人に聞いて見たら、「まるで映画『オースティン・パワーズ』のように面白い」と言われたよ。『オースティン・パワーズ』を見れば、思いきり楽しくなるでしょう?世界中のみんなが、僕をそんな感じで見てくれているんだと思う。」と語った。
9月30日には、韓国人歌手として全英シングル・チャートで初の1位を記録、米Billboard Hot100制覇の可能性もまだ否定できない。もし来週トップの座に輝けば、1963年に日本歌手の坂本九が、「上を向いて歩こう」で打ち立てたアジア人アーティストの最高記録に匹敵するものとなる。
Billboard KOREA
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