2019/03/26
やくしまるえつこのスタジオライブアルバム『RADIO ONSEN EUTOPIA』と、Yakushimaru Experiment名義による即興・実験・朗読を扱ったアルバム『Flying Tentacles』のハイレゾ音源が、OTOTOYにて配信スタートとなった。
2013年に発表され、絶大な人気を誇るスタジオライブアルバム『RADIO ONSEN EUTOPIA』は、オリジナル曲/カヴァー曲の垣根なく構成され、インプロヴィゼーションを交えた一発録りスタジオライブ録音で演奏されている。なかでも、アルバムのフィナーレを飾る大作「ロンリープラネット」は相対性理論のライブにおいてもたびたび演奏される楽曲で、10分近くに渡り圧巻のパフォーマンスが展開される。
アルバムには、やくしまるえつこ(vo&dimtakt&EOG)、永井聖一(g)、吉田匡(b)、山口元輝(dr&per)に加え、大友良英(g)、木暮晋也(g)、NARASAKI(g)、itoken(dr&per)、高良久美子(vib&etc.)、宮地夏海(flu)、エマーソン北村(key)らが参加。レコーディング&ミキシングエンジニアはzAk、マスタリングは木村健太郎が担当している。
一方の『Flying Tentacles』は、2016年にやくしまるがYakushimaru Experiment名義で発表した作品で、即興・朗読・数字を扱うエクスペリメンタルアルバム。坂本龍一とのコラボレーションでも知られるオーストリアの音楽家フェネスや、作家の円城塔らも賛辞を贈る本作は計6曲・約1時間の作品となっている。
アルバムには、やくしまるえつこオリジナル9次元楽器dimtaktをはじめとした自作楽器を用いた即興演奏や、複雑系研究の来歴を持つ作家・円城塔が書き下ろした特殊な構造のテキストマップをやくしまるが解読・再構築した朗読音源、また、素数を譜面化・人力聴覚化した楽曲や、やくしまると夏目漱石(骨格から復元されたモンタージュ音声)との時空を超えた前代未聞の朗読共演などを収録。レコーディング&ミキシングエンジニアは米津裕二郎、マスタリングはオノセイゲンが担当。本作は通常のハイレゾ音源に加え、超高音質のDSD版も配信となった。
なお、両作ともその他ハイレゾ配信サイトでも順次配信予定だが、OTOTOYの「やくしまるえつこ・相対性理論 ハイレゾ配信」特集ページでは、初期から長年にわたりやくしまるえつこ・相対性理論の活動を追い続けている批評家・編集者の松村正人による最新テキストも寄稿されている。
◎配信情報
・OTOTOY「やくしまるえつこ・相対性理論 ハイレゾ配信」特集ページ
URL:https://bit.ly/2FqXLR6
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