2019/03/11
故マイケル・ジャクソンのドキュメンタリーが全米で放映されたあと、彼の楽曲のラジオ・エアプレイは減少したものの、ストリーミングやセールスは増加したことがわかった。
米HBOのドキュメンタリー『Leaving Neverland(原題)』(リーヴィング・ネバーランド)は、2019年3月3日と4日に前後編として放映された。子どものころにマイケルから性的虐待を受けていたされる二人の男性の体験談にスポットを当てたこの映画は、全米で賛否両論の騒動に発展している。
ニールセン・ミュージックによると、ジャクソン5やザ・ジャクソンズを含む彼のアルバムと楽曲のセールスは、『Leaving Neverland』放映前と比較して10%増加した。放映1週間前の2月24日から26日にかけてのセールスが8,000ユニットだったのに対し、3月3日から5日にかけては9,000ユニットだった。
このうちアルバム・セールスは、放映前の2,000ユニット弱から放映後は2,000ユニット強で9%増加し、ソング・セールスは6,000ユニットから7,000ユニット近くまで10%伸びた。オンデマンド・オーディオ/ビデオ・ストリーミングについては、放映前の1,870万回から放映後に1,970万回となり、6%増加した。
一方、ラジオのエアプレイに関しては、全米の地上波と衛星を含む放送局で、ドキュメンタリーが放映される前の6,000回から放映後は5,200回へと13%減少した。特に後編が放映された翌日の3月5日に大きく下落している。3月3日のラジオ放送回数が1,900回だったのに対し、5日は18%減の1,600回だった。(ちなみに、放映1週間前は2月24日が1,950回で26日が2,000回強と、増加していた。)
マイケルのアルバムと楽曲のセールスやストリーミングの増加が、最新の米ビルボード・チャートに影響するかは不透明だ。3月16日付の最新チャートは12日にウェブサイトで公開される。
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