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2019/02/25

2018年の国内音楽ストリーミング再生数は1.5倍、アジアは前年の約3倍に<GfKジャパン調べ>

 GfKジャパンによる主要音楽ストリーミングサービスにおける再生数(※1)が発表され、2018年は前年より51%増加したことが分かった。

 2015年頃から日本でも多くの企業が参入して以降、各アーティストの楽曲が参加することでユーザーへの普及が進み、年々拡大傾向にある定額制音楽ストリーミング配信。今回、集計対象となったのは、Amazon Music Unlimited(2017年11月8日サービス開始以降)、Apple Music、AWA、dミュージック、Google Play Music、KKBOX、LINE MUSIC、Rakuten Music、レコチョクの9サービス。2017年と比較して再生数が51%増加した背景には、Mr.Children、椎名林檎、松任谷由実など人気アーティストの楽曲がストリーミングサービスに解禁されたことの影響が大きいだろう。週によっては、1週間の再生数が200万回を超える楽曲も現れるなど、市場は大きな盛り上がりを見せた。

 また、邦楽・洋楽・アジア(※2)に分類してみると、再生回数構成比はそれぞれ60%、28%、12%と、邦楽が最も大きな割合を占めた。すべての分類で前年の再生回数を上回っており、それぞれ前年比54%増、同14%増、同170%増に。特に伸び幅が大きかったアジア分類は、2018年に大きな注目を集めたK-POPジャンルの楽曲がけん引したことによるものだ。

 続いて年間再生回数の上位10タイトルをみると、前年に引き続きエド・シーラン「シェイプ・オブ・ユー」が人気を集める中、DA PUMP、あいみょん、ONE OK ROCKといった国内アーティストが並んだ。タイトルの分類をみると10曲中、邦楽が8曲、洋楽とアジアが1曲ずつという結果に。前年の洋楽7曲、邦楽3曲という構成から状況が大きく変化し、邦楽やアジア圏の楽曲をストリーミング配信で聞くユーザーが増加したことがうかがえる結果となった。

※1 集計頻度は週次、集計期間は2017年1月2日~12月31日、2018年1月1日~12月30日
※2 分類別データについては、年間再生回数上位1000タイトルを集計対象とする

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